タイトルコード |
1000101130775 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近江商人の経営と理念 |
書名ヨミ |
オウミ ショウニン ノ ケイエイ ト リネン |
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三方よし精神の系譜 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
末永 國紀/著
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著者名ヨミ |
スエナガ クニトシ |
出版地 |
大阪 |
出版者 |
清文堂出版
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出版年月 |
2023.12 |
本体価格 |
¥22000 |
ISBN |
978-4-7924-1526-6 |
ISBN |
4-7924-1526-6 |
数量 |
16,942p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
672.161
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件名 |
滋賀県-商業
商人
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内容紹介 |
高利よりも永続を希求する現代日本企業のエートスとなっている「売手よし、買手よし、世間よし」の三方よし精神を一筋の糸として編んだ近江商人研究。売掛金・貸金訴訟手続き、外村与左衛門家等の蓄積過程などを取り上げる。 |
著者紹介 |
福岡県生まれ、佐賀県出身。同志社大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。同大学名誉教授。経済学博士。(一財)近江商人郷土館館長。著書に「近代近江商人経営史論」「近江商人」など。 |
目次タイトル |
序章 近江商人、または江州商人発祥の基盤 |
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はじめに 第一節 近江商人、または江州商人とその略史 第二節 商人団体結成による団結 第三節 近江商人出現の社会的基盤 むすびに |
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第一章 近江商人の売掛金・貸金訴訟手続き |
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はじめに 第一節 日野商人にまつわる過誤記述 第二節 正徳二年の日野町内の所替え 第三節 評定所の金公事 第四節 島崎善兵衛家と中井源左衛門家の金公事 むすびに |
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第二章 近江商人の金公事裁許と享保の相対済令 |
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はじめに 第一節 八三件の金公事裁許 第二節 日野商人の金公事裁許 第三節 享保の相対済令と金公事裁許 むすびに |
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第三章 外村与左衛門家の蓄積と家訓 |
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はじめに 第一節 蓄積過程 第二節 外村与左衛門家の幕末期の家訓 むすびに |
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第四章 松居久左衛門家の蓄積と出世證文・御礼證文 |
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はじめに 第一節 松居久左衛門家の蓄積と思念 第二節 松居遊見の出世證文と御礼證文 むすびに |
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第五章 矢尾喜兵衛家の蓄積過程と理念 |
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はじめに 第一節 系譜と蓄積過程 第二節 矢尾家の石門心学 むすびに代えて |
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第六章 野田六左衛門家の蓄積過程と家訓店則 |
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はじめに 第一節 系譜 第二節 純資産の蓄積過程 第三節 店員の有り様 第四節 家訓と店則 むすびに |
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第七章 中村治兵衛宗岸の「書置」と「家訓」について |
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はじめに 第一節 中村治兵衛家の家系と家業 第二節 中村治兵衛宗岸の書置と言置 第三節 「宗次郎幼主書置」と井上本の宗岸「家訓」の考証 むすびに |
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第八章 江戸期における小林吟右衛門家の商いと理念 |
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はじめに 第一節 丁子屋初代小林吟右衛門家の出店 第二節 丁吟二代目吟右衛門と両替商伊勢屋藤兵衛の倒産 第三節 店則と商いの手法 むすびに |
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第九章 三代目小泉重助の経営と為人(前編) |
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はじめに 第一節 小泉一統の系譜と大阪出店 第二節 立木森之助の軍隊生活 第三節 選定養子の三代目小泉重助 第四節 小泉合名会社の設立 第五節 小泉合名会社の変遷 第六節 個人商店小泉重助商店の発足 第七節 小泉新兵衛と小泉精三の欧米遊学 第八節 三代目重助と「福」の婚儀 第九節 新妻「福」の日記 むすびに |
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第十章 三代目小泉重助の経営と為人(後編) |
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はじめに 第一節 小泉重助家の正味身代の推移 第二節 大阪店の経営 第三節 欧米視察と堅実経営 第四節 個人商店から株式会社へ 第五節 三代目重助の為人 むすびに |
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第十一章 初代伊藤忠兵衛の大阪時代 |
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はじめに 第一節 大阪と近江商人 第二節 初代伊藤忠兵衛 第三節 店員の処遇 むすびに |
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第十二章 近江商人の妻たち |
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はじめに 第一節 西谷「なを」 第二節 伊藤「八重」 第三節 塚本「さと」 むすびに |
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第十三章 太平洋戦争期における下級商店員の生活史 |
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はじめに 第一節 佐川茂の生い立ち 第二節 入店直後の三年間の日記 第三節 少年佐川茂の為人 第四節 店員生活と家庭生活 むすびに代えて |
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終章 近江商人の三方よし精神についての考察 |
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はじめに 第一節 小倉栄一郎の一般書の論評 第二節 三方よしの語源考 第三節 江戸期の三方よし精神 第四節 七里恒順と伊藤長堂 むすびに |