大河ドラマを見たり時代小説を読んだり、最近では「歴女」という言葉も登場して、ますます歴史人気が高まっているように見えます。ふつう「歴史」と聞いて私たちが思い浮かべるのは、政治上や外交上の重要な出来事、または主要な人物に注目した、言うなれば「表の歴史」です。しかし、そのような華々しい歴史だけによって現代が成り立っている訳ではありません。
今回、当館では「表の歴史」からは見えにくい個々の「モノ」の歴史に注目した資料を一同に集めました。どこで生まれ、どうやって広がり、どのように人々に受け入れられたかといった、モノの歴史が一冊一冊に詰まっています。ビールやバナナ、チョコレートなど、身近なモノにこそ思わぬ歴史が潜んでいるかもしれません。2階中央カウンター横の書架でご覧いただけます。
また、1階展示ホールでは、千葉県の特産品である落花生や醤油、そして江戸時代県内での栽培成功により人々を飢饉から救ったとされるサツマイモについて、郷土資料や昔の文献をまじえて紹介します。
<1階展示ホール>
<2階中央カウンター横書架>
期間 平成27年5月16日(土)~平成27年8月14日(金)
場所 千葉県立中央図書館 1階 展示ホール 2階 受付前棚および中央カウンター横書架
展示資料 資料の一覧はこちらをご覧ください(PDF:126KB)
問い合わせ 千葉県立中央図書館
千葉市中央区市場町11-1 TEL 043-222-0116