北総の四都市、佐倉・成田・佐原・銚子は、それぞれ城下町、門前町、河岸(かし)・宿場町、港町という異なった特徴を持ち、百万都市江戸を支えてきました。平成28年4月、この四都市を舞台とした文化・伝統を語るストーリーが「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」として日本遺産に登録されました。これを機に、千葉県立中央図書館と千葉県立中央博物館が所蔵・保管する四都市に関する資料を集め、図版や写真などの展示を通じて、日本遺産としての四都市をPRすることといたしました。県民の皆様に、郷土の歴史や文化に関心を持っていただく機会となれば幸いです。
展示テーマ
祝日本遺産 北総四都市江戸巡り
場所・期間・入場料
<開催場所>
千葉県立中央博物館 第2企画展示室
※中央図書館ではありませんのでご注意ください。
※博物館への交通アクセスはこちらからご確認ください。
<展示期間>
平成29年3月18日(土)から平成29年4月9日(日)まで(※休館日を除く)
※博物館の休館日はこちらからご確認ください。
<入場料>
一般300円、高校・大学生150円
中学生以下・65歳以上無料
(常設展示含む)
内容紹介・展示資料
- 佐倉―城下町の佇まいと学問―
佐倉城の城下町であり、蘭学(洋学)の先進地でもある佐倉に関する資料を展示します。
下総佐倉城絵図 (江戸時代中期)
- 成田―信仰と観光の街―
成田山新勝寺の門前町として発展した成田に関する資料を展示します。
成田土産名所図会 (三代歌川広重画、明治23年)
- 佐原―水運と商業と香取信仰と―
利根川の代表的な河岸であり、江戸への荷の集積地として栄えた佐原に関する資料を展示します。
香取名所図会 (東陽堂発行、明治31年刊)
- 銚子―醤油と漁業と磯巡り―
豊かな漁場を臨み、江戸に魚を供給する漁港として発展した銚子に関する資料を展示します。
銚子口大漁満祝ひの図 (歌川貞秀(玉蘭斎)画、弘化4年刊)
- 昭和初期の絵はがきなどで振り返る北総四都市
北総四都市の風景を収めた昭和初期の絵はがきを展示します。
水郷えはがき (チャーチル同人会)