テーマ
「川・河川にまつわる資料展示~水郷を旅した人々に思いをはせて~」
「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」
皆様ご存知の鴨長明著『方丈記』の冒頭です。
移ろいゆく時の流れと川の流れを重ね合わせて様々な思索にふけったり、川そのものの姿に触発されて古今東西に様々な文芸が生まれました。
また、川は、生活になくてはならないライフラインとして、物や人を運ぶ交通網として、文化伝播の道筋として、さらに、人々の命を支える糧を育む恵み豊かな自然として、人々のくらしの中に深く溶け込んできました。
そして、時には、氾濫という自然の持つもう一つの貌を私達に見せつけ、治水の歩みを人々に強いる存在でもあります。
今回の展示では、県立図書館の資料の中から川の様々な様相を表した資料の一部をご紹介させて頂きます。展示の本をきっかけに、まだ、書庫に眠っている関連本にご興味をお持ちいただけたら、どうぞ、職員にお声がけください。
また、千葉県が誇る坂東太郎・利根川流水域を水郷ととらえ、その流域で生まれた文学作品も千葉県立中央博物館のご助言を仰ぎながら展示してあります。郷土資料が中心ですが、お貸出しできる本もありますので、ご希望の方は職員までお気軽にお声がけください。
千葉県立中央図書館長
展示資料の一覧はこちらをご覧ください(478KB)
期間
平成25(2013)年1月5日(土)~平成25(2013)年4月18日(木)
場所
千葉県立中央図書館 1階 展示ホール / 2階 中央カウンター横展示書架
問い合わせ
千葉県立中央図書館
千葉市中央区市場町11-1 TEL043-222-0116