タイトルコード |
1000100070828 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ネットワーク中立性の経済学 |
書名ヨミ |
ネットワーク チュウリツセイ ノ ケイザイガク |
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通信品質をめぐる分析 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
実積 寿也/著
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著者名ヨミ |
ジツズミ トシヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2013.6 |
本体価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-326-50378-0 |
ISBN |
4-326-50378-0 |
数量 |
8,234p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
694.1
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件名 |
電気通信
ブロードバンド
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注記 |
文献:p221〜229 |
内容紹介 |
社会経済活動に不可欠なインフラとなったブロードバンドの利用ルールを決定するのは、プロバイダか、利用者か、政府か。中立的なネットワークを実現するための環境整備について考える。 |
著者紹介 |
1963年大阪府生まれ。早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士後期課程修了。博士(国際情報通信学)。九州大学大学院経済学研究院教授。著書に「IT投資効果メカニズムの経済分析」など。 |
目次タイトル |
第1章 ブロードバンドの現状 |
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1.1 インターネットの浸透 1.2 わが国ブロードバンド市場の現状 1.3 供給側の競争状況について 1.4 ブロードバンド品質の現状 1.5 まとめ |
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第2章 FCCによる対処 |
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2.1 議論の嚆矢 2.2 ブロードバンドの法的位置付けとプロバイダ市場への影響 2.3 FCCによる政策形成:Comcast事件以前 2.4 FCCによる政策形成:Comcast事件以降 2.5 米国における政策展開の特殊性 |
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第3章 ネットワーク中立性問題の本質 |
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3.1 分析の視点 3.2 トラフィック混雑 3.3 ブロードバンドエコシステムの特殊性 3.4 市場支配力の所在 3.5 隣接市場支配をめぐる問題 3.6 求められるSMP規制 3.7 まとめ,および外部経済の視点 |
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第4章 日本政府のアプローチ |
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4.1 日米の差異 4.2 ネットワークの中立性に関する懇談会報告書 4.3 ネットワークのコスト負担の公平性 4.4 市場に対する認識 4.5 適切な帯域制御 4.6 まとめ |
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第5章 通信品質への支払意思:実効品質改善 |
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5.1 新しいビジネスモデル 5.2 アンケート調査 5.3 プレミアムサービスへのWTP 5.4 実効品質維持への貢献 5.5 まとめ |
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第6章 通信品質への支払意思:移動系vs.固定系 |
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6.1 2つの基準 6.2 利用者の嗜好と最適なルールづくり 6.3 モバイルコンピューティングの利用実態 6.4 サービスエリア拡大に対するWTP 6.5 通信品質に対するWTP 6.6 効用関数の形状の違い 6.7 まとめ |
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第7章 利用者の品質リテラシー |
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7.1 リテラシー問題 7.2 Quality of Experienceとしての通信品質 7.3 通信品質への消費者の感度 7.4 通信品質感度の決定要因 7.5 プロバイダビジネスへの影響 7.6 まとめ |
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第8章 プロバイダ市場の競争性:集計データによる分析 |
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8.1 総務省アプローチの前提条件 8.2 スイッチングコスト 8.3 Shyモデル 8.4 Shyモデルおよび改良Shyモデルによる推計 8.5 Shyモデルによる推計の限界 |
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第9章 プロバイダ市場の競争性:アンケートによる分析 |
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9.1 Shyモデルのバイアス 9.2 アンケート調査の設計 9.3 記述統計 9.4 推計モデル 9.5 コンジョイントモデルの分析結果 9.6 まとめ |
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第10章 ネットワーク中立性問題の解決のために |
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10.1 政府の役割と一般利用者の関与 10.2 ブロードバンドとワインの類似性 10.3 ISPソムリエ 10.4 品質競争のすすめ 10.5 過剰投資と公共事業体の矜持 10.6 「ネットワーク中立性」からの中立性 |