タイトルコード |
1000100596913 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
英国労働党の教育政策「第三の道」 |
書名ヨミ |
エイコク ロウドウトウ ノ キョウイク セイサク ダイサン ノ ミチ |
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教育と福祉の連携 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
谷川 至孝/著
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著者名ヨミ |
タニガワ ヨシタカ |
出版地 |
横浜 |
出版者 |
世織書房
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出版年月 |
2018.2 |
本体価格 |
¥3900 |
ISBN |
978-4-902163-98-8 |
ISBN |
4-902163-98-8 |
数量 |
4,364p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
372.33
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件名 |
イギリス-教育
教育政策
イギリス労働党
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注記 |
文献:p341〜358 |
内容紹介 |
2000年代初頭に政権の座に就いた英国労働党政権は、教育と福祉を連携させることで子どもの貧困の克服に取り組んだ。従来の福祉国家でもニューライト国家でもない、新しい「第三の道」を模索したその教育政策を考察する。 |
著者紹介 |
1956年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定。博士(教育学、東北大学)。京都女子大学発達教育学部教授。 |
目次タイトル |
序章 本書の課題-ポスト福祉国家レジームと教育改善 |
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1 問題の所在-基本的な課題と二つのアプローチ・研究意義 2 英国ポスト福祉国家像についての先行研究 3 本書の構成と研究方法 |
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第Ⅰ部 「第三の道」を構成する要素 |
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第1章 脱物質主義-ケインズ主義的福祉国家とニューライト国家の限界 |
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1 イングルハートからの出発 2 ケインズ主義的福祉国家の限界-フォーディズムの議論より 3 ニューライト国家の登場と限界 |
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第2章 市民社会の政治化・民主化について |
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1 二つの小さな政府論 2 二つの民主主義論(熟議民主主義論及びアソシエーティブ・デモクラシー論)と市民社会の政治化・民主化 3 ラディカル・デモクラシー論による民主主義論の深化 4 ラディカル・デモクラシー論による熟議民主主義論及び「第三の道」への批判 5 ラディカル・デモクラシー論とアソシエーション |
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第3章 「第三の道」における福祉サービスの制度構想-福祉多元主義 |
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1 リピエッツの議論より 2 福祉多元主義とは 3 新自由主義による福祉多元主義の借用 4 福祉多元主義が描く国家像 |
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第Ⅱ部 「第三の道」のキーアクター-ボランタリー・セクターについて- |
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第4章 「第三の道」におけるボランタリー組織 |
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1 第三のセクターの復権 2 ボランタリー組織の特性と「第三の道」 3 ボランタリー組織の特性と福祉多元主義の課題 |
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第5章 英国市民社会におけるボランタリー・セクター |
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1 英国ボランタリー・セクターの伝統 2 英国におけるボランタリー・セクターの今日的定義 3 福祉多元主義の展開-「契約文化」の登場から「パートナーシップ文化」へ 4 「パートナーシップ文化」の地方及びコミュニティへの発展 5 「パートナーシップ文化」の意義と課題 |
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第6章 労働党政権下におけるボランタリー・セクターの公共サービスに果たす役割 |
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1 ボランタリー・セクターの現状 2 統計からみえるボランタリー・セクターのジレンマ 3 ボランタリー・セクターによる公共サービス提供の展望 |
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第Ⅲ部 EAZとECMにみるポスト福祉国家像 |
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第7章 ニューライト国家の展開 |
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1 サッチャリズムとその政策 2 サッチャーの教育政策 3 メージャーの教育政策-評価制度の確立 |
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第8章 「教育改善推進地域」(EAZ)にみるポスト福祉国家像 |
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1 問題の所在 2 EAZとは 3 EAZの評価 |
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第9章 「すべての子どもを大切に」(ECM)にみるポスト福祉国家像・1-ECMの発展とボランタリー・セクター |
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1 ECMとは 2 ECMの発展過程 3 ECMの政策特徴の広がり 4 ECMにおけるボランタリー・セクターの位置づけ |
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第10章 ECMにみるポスト福祉国家像・2-子どもセンターについて |
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1 英国の就学前教育・保育-子どもセンターの誕生まで 2 子どもセンターの構想 3 子どもセンターの実像-報告書より 4 子どもセンターへの訪問調査 |
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第11章 ECMにみるポスト福祉国家像・3-拡張学校について |
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1 拡張学校の構想 2 拡張学校の実像-報告書より 3 拡張学校におけるボランタリー組織の活動-現地調査より 4 ケンブリッジシャーにおける拡張学校の実像 |
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第12章 ECMの評価と「第三の道」としての課題 |
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1 子どもセンター及び拡張学校への公的機関からの評価 2 ECMへの政策展開にみる「第三の道」としての課題 |
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終章 「第三の道」、その意味と展望 |
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1 英国労働党教育政策にみる「第三の道」とは 2 本書の総括 3 わが国の教育及び研究への示唆 |