タイトルコード |
1000100695355 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
パラオにおける日本語の諸相 |
書名ヨミ |
パラオ ニ オケル ニホンゴ ノ ショソウ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
今村 圭介/著
ダニエル・ロング/著
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著者名ヨミ |
イマムラ ケイスケ ダニエル ロング |
著者名原綴 |
Long Daniel |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ひつじ書房
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出版年月 |
2019.2 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-89476-953-3 |
ISBN |
4-89476-953-3 |
数量 |
8,222p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
810.9
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件名 |
日本語
パラオ
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注記 |
文献:p179〜185 |
内容紹介 |
パラオは戦前、日本の委任統治領であり、ミクロネシア地域の統治の中心となる南洋庁が置かれたため、日本から社会的・言語的な影響を大きく受けた。現在も様々な形でパラオに残る日本語の諸相を記述・分析・考察する。 |
著者紹介 |
1986年東京都生まれ。東京医科歯科大学教養部助教。 |
目次タイトル |
第1章 本書の目的と背景 |
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第2章 パラオにおける日本語使用の歴史的背景 |
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2.1.日本統治への移行まで 2.2.日本統治によるパラオの社会変化 2.3.日本統治下の学校教育 2.4.日本統治下の練習生制度 2.5.日本統治終了後のパラオと日本 2.6.まとめ |
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第3章 パラオにおける日本語起源の地名 |
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3.1.日本時代に作られた村など 3.2.ランドマークから転じた地域名 3.3.一般名称から転じた固有名称 3.4.パラオ地名の日本的呼称 3.5.まとめ |
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第4章 パラオ人に見られる日本の姓名 |
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4.1.日本名使用の背景 4.2.現在のパラオにおける日本名の使用 4.3.パラオ人の日本名の特徴 4.4.まとめ |
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第5章 青年層パラオ人の日本語の特徴 |
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5.1.青年層に対する調査概要 5.2.連体修飾 5.3.時制(テンス) 5.4.ノダ文 5.5.ニとデの混同 5.6.条件表現 5.7.音声的誤用 5.8.語彙的誤用 5.9.まとめ |
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第6章 戦前世代の残存日本語 |
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6.1.調査及びインフォーマントについて 6.2.若年層話者と共通する特徴 6.3.文法の拡大用法 6.4.語彙の拡大用法 6.5.その他残存日本語としての特徴 6.6.残存日本語と若年層話者の日本語の比較 6.7.まとめ |
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第7章 戦前世代によるパラオ語の片仮名表記 |
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7.1.調査の概要 7.2.旧植民地における片仮名使用 7.3.パラオ語の片仮名表記の特徴 7.4.研究書に見る片仮名表記との比較 7.5.まとめ |
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第8章 アンガウル島における準ピジン日本語 |
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8.1.調査背景と分析観点 8.2.アンガウル日本語の歴史的・社会的背景 8.3.アンガウル島民の日本語の理解・産出傾向 8.4.Lの場合 8.5.Hの場合 8.6.アンガウル日本語の接触言語としての分類 8.7.まとめ |
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第9章 アンガウル州の公用語としての日本語 |
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9.1.パラオ国、及び各州の憲法と公用語 9.2.憲法における言語に関する記述 9.3.アンガウル州憲法の社会言語的背景 9.4.まとめ |
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第10章 パラオ語における日本語借用語の特徴 |
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10.1.日本語借用語の分析観点 10.2.日本語借用語の収集 10.3.言語景観に見る日本語借用語の定着 10.4.日本語借用語の音韻及び綴り 10.5.日本語借用語の意味変化 10.6.日本語借用語の文法的機能の変化 10.7.まとめ |
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第11章 日本語借用語の使用変化 |
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11.1.調査概要 11.2.話者別の日本語借用語使用語数の変遷 11.3.カテゴリ別に見る日本語借用語の維持状況 11.4.日本語借用語使用の意味変化 11.5.まとめ |
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第12章 日本語借用語の音韻規則の変化 |
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12.1.調査概要 12.2.有声後部歯茎摩擦・破擦音<[ジ]> 12.3.有声歯茎摩擦音・破擦音<z>,<dz> 12.4.無声歯茎破擦音<ts> 12.5.声門閉鎖音<[グロッタルストップ]> 12.6.歯茎鼻音<n> 12.7.声門摩擦音<h>、両唇(唇歯)摩擦音<Φ> 12.8.長母音及び二重母音 12.9.その他 12.10.まとめ |
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第13章 旧南洋群島の諸語における日本語借用語との比較 |
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13.1.比較の重要性及び方法 13.2.品詞別に見る日本語借用語の比較 13.3.戦後の変化に見る日本語借用語の比較 13.4.派生語に見る日本語借用語の比較 13.5.まとめ |
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第14章 総論 |