タイトルコード |
1000100701105 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
知的障害教育の場とグレーゾーンの子どもたち |
書名ヨミ |
チテキ ショウガイ キョウイク ノ バ ト グレー ゾーン ノ コドモタチ |
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インクルーシブ社会への教育学 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
堤 英俊/著
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著者名ヨミ |
ツツミ ヒデトシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
東京大学出版会
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出版年月 |
2019.3 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-13-056229-4 |
ISBN |
4-13-056229-4 |
数量 |
8,251p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
378.6
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件名 |
知的障害児
インクルーシブ教育
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注記 |
文献:p233〜246 |
内容紹介 |
知的障害教育の場へと流れ込むグレーゾーンの子どもたちの学校経験とそれを方向づける制度的・構造的条件について実証的に解明。日本におけるインクルーシブな社会に向けた学校教育への道筋と着手点について考察する。 |
著者紹介 |
1980年福岡県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。都留文科大学教養学部学校教育学科専任講師。著書に「よくわかるインクルーシブ教育」など。 |
目次タイトル |
序章 日本におけるインクルーシブ教育への葛藤 |
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1.問題の所在 2.先行研究の検討 3.本書の特色と意義 4.本書の構成 |
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第Ⅰ部 知的障害教育の場とは |
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第1章 知的障害教育の歴史 |
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1.はじめに 2.水増し教育論からの出発(1890年代〜1940年代前半) 3.水増し教育論vs生活主義教育論(1940年代後半〜1960年代前半) 4.生活主義教育論vs発達保障論/教科教育論(1960年代後半) 5.生活主義教育論・発達保障論vs共生共育論(1970年代〜2000年代前半) 6.日本型インクルーシブ教育論vs共生共育論(2000年代後半〜2010年代前半) 7.おわりに |
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第2章 「場の分離」を正当化するロジック |
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1.はじめに 2.三木の精神薄弱教育論の前提に置かれる社会認識 3.将来の「生産人」生活を見越した知的障害教育の構想 4.必然としての通常教育からの「場の分離」 5.考察-「場の分離」を正当化するロジック 6.おわりに |
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第3章 通常教育の場と知的障害教育の場の関係性 |
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1.はじめに 2.通常教育の場の特徴-同質化/差異の一元化 3.「安全弁」としての知的障害教育の場-不適応者の受け止め 4.おわりに |
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第Ⅱ部 通常教育の場から知的障害教育の場へと流れ込む子どもたち |
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第4章 知的障害教育の場への流れ込みという社会的現象 |
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1.はじめに 2.発達障害概念の歴史 3.発達障害と通常教育の場 4.周囲の大人たちが主導する知的障害教育の場への転入の選択 5.おわりに |
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第5章 知的障害教育の場へと転入したグレーゾーンの子どもの学校経験をつかむ方法 |
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1.はじめに 2.データ収集の方法 3.分析視点-子どもの生活戦略と教師の職務戦略の応酬 4.調査の概要 5.おわりに |
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第6章 知的障害教育の場への転入と適応の過程Ⅰ |
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1.はじめに 2.四葉中学校7組の事例-AくんとBさん 3.椿中学校7組の事例-Cくん 4.おわりに |
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第7章 知的障害教育の場への転入と適応の過程Ⅱ |
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1.はじめに 2.あんず支援学校中学部の事例-Dくん 3.なつめ支援学校中学部の事例-Eくん 4.すみれ支援学校中学部の事例-Fくん 5.おわりに |
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第8章 知的障害教育の場へと転入したグレーゾーンの子どもの学校経験 |
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1.はじめに 2.通常教育の場からの転出の文脈 3.転入後にグレーゾーンの子どもが覚える葛藤 4.グレーゾーンの子どもの生活戦略 5.グレーゾーンの子どもに対峙する教師の職務戦略 6.グレーゾーンの子どもの適応が帰結するところ 7.おわりに |
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終章 日本におけるインクルーシブ教育への道筋と着手点 |
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1.インクルーシブ教育への道筋 2.通常教育の場の文化の変容に向けての着手点 3.知的障害教育の場の文化の変容に向けての着手点 4.結語 |