タイトルコード |
1000100966711 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
正倉院文書の一研究 |
書名ヨミ |
ショウソウイン モンジョ ノ イチ ケンキュウ |
|
奈良時代の公文と書状 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
黒田 洋子/著
|
著者名ヨミ |
クロダ ヨウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
汲古書院
|
出版年月 |
2022.2 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-7629-4241-9 |
ISBN |
4-7629-4241-9 |
数量 |
12,448,18p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.35
|
件名 |
日本-歴史-奈良時代
古文書
正倉院
|
内容紹介 |
奈良東大寺の正倉院に伝来し、造東大寺司写経所において作成された文書や帳簿を根幹とする文書群、正倉院文書。公文と書状という2系統の伝達システムから正倉院文書の構造を明らかにし、奈良時代の社会の諸相を解明する。 |
著者紹介 |
1961年東京生まれ。奈良女子大学大和・紀伊半島学研究所古代学・聖地学センター協力研究員。奈良文化財研究所客員研究員。博士(人文科学)。 |
目次タイトル |
序章 |
|
第一部 公文を対象とした研究 |
|
第一章 天平宝字年間の表裏関係から見た伝来の契機 |
|
はじめに 第一節 「造金堂所解」をめぐる再検討 第二節 天平宝字三年の造東大寺司文書 第三節 表裏関係から見た造石山寺所関係文書の伝来事情 おわりに |
|
第二章 八世紀における銭貨機能論 |
|
はじめに 第一節 銭貨の役割について 第二節 銭貨の効用について おわりに |
|
第三章 「布施勘定帳」の基礎的分析 |
|
はじめに 第一節 「布施勘定帳」作成の前提作業 第二節 布施額算定の手順 第三節 算定額の記載に対する監査 第四節 帳簿の転換 おわりに |
|
第四章 言葉を綴った人々 |
|
はじめに 第一節 丸部足人の足跡 第二節 丸部足人の肩書き-「雑使」- 第三節 丸部足人が残した三通の文書について 第四節 「使」について 第五節 丸部足人と同類の雑使について 第六節 「使」と文字 おわりに |
|
附論 仕丁私部広国 |
|
第二部 書状を対象とした研究 |
|
第一章 「啓」・書状の由来と性格 |
|
はじめに-研究史の整理と書状研究の背景- 第一節 正倉院文書に見える「啓」・書状 第二節 要素その1 「啓」の書式をめぐる規定 第三節 『文心雕龍』の中の表と啓 第四節 要素その2 用語・表現について 第五節 要素その3 書体について おわりに |
|
第二章 『国家珍宝帳』に見える王羲之「書法廿巻」の性格 |
|
はじめに 第一節 王羲之真蹟の集積過程 第二節 王羲之真蹟が内庫から出された状況について 第三節 『献物帳』に見える王羲之「書法廿巻」について 第四節 王羲之「書法廿巻」とともに見える「献物」について おわりに |
|
第三章 正倉院文書の「啓」・書状に見られる書の性格 |
|
はじめに 第一節 奈良時代の書 第二節 公文の書 第三節 「啓」・書状の書に見える草書体 第四節 楷書体と行書体-『集字聖教序』との関連性- おわりに |
|
第四章 正倉院文書の中の「王羲之習書」について |
|
はじめに 第一節 『万葉集』に見える王羲之の受容 第二節 「王羲之習書」のすがた 第三節 王羲之受容の諸段階 第四節 書法の転換 おわりに |
|
終章 |