タイトルコード |
1000100995108 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
性暴力をめぐる語りは何をもたらすのか |
書名ヨミ |
セイボウリョク オ メグル カタリ ワ ナニ オ モタラス ノカ |
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被害者非難と加害者の他者化 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
前之園 和喜/著
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著者名ヨミ |
マエノソノ カズキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2022.6 |
本体価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-326-65437-6 |
ISBN |
4-326-65437-6 |
数量 |
4,279,24p |
大きさ |
19cm |
分類記号 |
368.64
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件名 |
性犯罪
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注記 |
文献:巻末p6〜24 |
内容紹介 |
性暴力をめぐる報道において被害者と加害者、そして第三者の「わたしたち」はどのように語られているか。そこにどのようなジェンダー規範が作用しているか。具体的な新聞・雑誌メディアの言説の分析をとおして明らかにする。 |
著者紹介 |
1996年神奈川県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修了(修士・社会学)。民間調査会社勤務。共著に「ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた」がある。 |
目次タイトル |
序章 性暴力をめぐる語りを分析する |
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1 被害者と加害者はどう語られてきたか 2 語りの四タイプ 3 加害者と被害者の組み合わせから何がみえるか 4 語りの複層性を読みとく |
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第一章 <真の性暴力>とその語り |
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1 沖縄アメリカ兵少女強姦事件 2 奈良女児殺人事件 3 広島女児殺人事件 4 特急サンダーバード号強姦事件 5 マスター・ナラティヴの規定力と被害者非難の消去 6 少女が殺人かつ性暴力の被害者となった事件にみられる特徴:ジェンダーの消去 |
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第二章 被害者非難はどのように生まれるのか |
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1 帝京大学ラグビー部集団強姦事件 2 スーパーフリー事件 3 京都大学アメフト部集団強姦事件 4 東大事件・慶大事件・千葉大事件 5 被害者非難はどのように生まれるのか 6 性暴力被害のあいだの序列 |
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第三章 性暴力をめぐる語りから立ちあげられる「わたしたち」 |
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1 被害者と加害者の語られ方 2 性暴力から距離をとる「わたしたち」 |
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第四章 性暴力をめぐる語りと「性の二重基準」 |
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1 女性の二分化 2 支配の維持・再生産 3 「性の二重基準」がもたらすもの |
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終章 加害を生まないために |
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1 「わたしたち」を問うこと 2 さらなる研究の発展に向けて 3 加害を生まないために |