タイトルコード |
1000101011815 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ブリューゲルと季節画の世界 |
書名ヨミ |
ブリューゲル ト キセツガ ノ セカイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
森 洋子/著
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著者名ヨミ |
モリ ヨウコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩波書店
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出版年月 |
2022.8 |
本体価格 |
¥9800 |
ISBN |
978-4-00-061160-2 |
ISBN |
4-00-061160-2 |
数量 |
12,528,55p 図版9枚 |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
723.359
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個人件名 |
Bruegel Pieter |
注記 |
文献:巻末p14〜23 |
内容紹介 |
風景表現の頂点とも評されるブリューゲルの連作「季節画」はどのように醸成されたのか。天文時計の大画面、同時代の画家の作品等に描かれた、人々の季節の営みや月暦図像を渉猟してきた研究者が、その連環を丹念に解き明かす。 |
著者紹介 |
明治大学名誉教授。ベルギー王立考古学アカデミー外国人会員。ベルギー王冠勲章シュヴァリエ章、紫綬褒章受章。「ブリューゲルの諺の世界」で芸術選奨文部大臣賞受賞。 |
目次タイトル |
第Ⅰ章 北ヨーロッパの彩飾写本(聖務日課書と時禱書)の月暦行事と農事 |
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一月 二月 三月 四月 五月 六月 七月 八月 九月 一〇月 一一月 一二月 |
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第Ⅱ章 一六世紀ドイツの月暦版画 |
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1 六つの月暦版画シリーズの制作者たちについて 2 各月暦版画シリーズの比較分析 |
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第Ⅲ章 一六世紀の都市の市民生活を語る月暦画 |
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A ルーヴェンの《月暦画付き天文時計》 1 月暦画図像の内容分析 2 周縁の七惑星の子供たちと黄道十二宮との関係 B 連作「アウグスブルクの月暦画」 1 作品成立の背景 2 四点の作品分析 |
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第Ⅳ章 諺に“読む”一六世紀北ヨーロッパの月暦図像 |
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一月 二月 三月 四月 五月 六月 七月 八月 九月 一〇月 一一月 一二月 |
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第Ⅴ章 ブリューゲルの二素描《春》《夏》とフランドルの月暦図像の伝統 |
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A 《春》一五六五年 B 《夏》一五六八年 付記 |
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第Ⅵ章 ブリューゲルの連作「季節画」 |
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1 連作「季節画」(一五六五年)の位置づけ 2 注文者ニクラース・ヨンゲリンクの別荘と連作「季節画」 3 フローリスとブリューゲルの対峙 4 連作「季節画」に関するドキュメント 5 連作の作品数の議論 6 連作の月の同定と題名の議論 7 展示の方法の議論 8 グランヴェル枢機卿との関係 9 連作「季節画」に共通する画面構成と農作業への鋭い観察 10 《暗い日》一五六五年 11 《干草の収穫》一五六五年頃 12 《穀物の収穫》一五六五年 13 《牛群の帰り》一五六五年 14 《雪中の狩人》一五六五年 15 連作「季節画」の諸解釈をめぐって 16 ブリューゲルの農民観 |
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第Ⅶ章 ポスト・ブリューゲルの月暦画の世界 |
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1 アルクマールの逸名画家の連作「月暦画」 2 ヴァン・ヴァルケンボルフ兄弟の月暦画 3 マールテン・デ・ヴォスの月暦版画 4 ハンス・ボルの円形の月暦版画とアーベル・フリンメルの量産化された小型月暦画 5 ヤン・ヴァン・デ・ヴェルデ二世の月暦風景版画 6 コルネーリス・デュサルトの月暦風俗版画 7 ベネディクトボイエルン修道院「祝祭の広間」の月暦画の図像学 |
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補遺 最新のブリューゲル研究状況 |
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1 「ブリューゲル・サクセス・ストーリー」シンポジウムでの研究発表 2 「ブリューゲル:巨匠の手」展の国際シンポジウム 3 ブリューゲルの生涯のドキュメント |