タイトルコード |
1000101058978 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
平安朝文学における語りと書記 |
書名ヨミ |
ヘイアンチョウ ブンガク ニ オケル カタリ ト エクリチュール |
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歌物語・うつほ物語・枕草子から |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
勝亦 志織/著
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著者名ヨミ |
カツマタ シオリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
武蔵野書院
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-8386-0776-1 |
ISBN |
4-8386-0776-1 |
数量 |
8,257,9p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
910.23
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件名 |
日本文学-歴史-平安時代
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内容紹介 |
「伊勢物語」「大和物語」「うつほ物語」「枕草子」という10世紀に成立基盤を持つ文学作品を対象に、その「語り」と「書記」のあり方について考察。作品の関係性を見通し、「源氏物語」より前に成立した作品の意義を見直す。 |
著者紹介 |
静岡県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。中京大学文学部日本文学科教授。著書に「物語の<皇女>」がある。 |
目次タイトル |
序章 十世紀文学における「語り」と「書記」の問題について |
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第一篇 |
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第一章 『伊勢物語』における「語り」の問題 |
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はじめに 一 初段における「語り」 二 二条后章段における「語り」 三 第九段から東国章段における「語り」 おわりに |
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第二章 『大和物語』における<記録>の方法 |
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はじめに 一 元良親王をめぐる物語 二 斎宮をめぐる恋 三 三条右大臣の女御をめぐる恋 四 記録された「歌語り」 おわりに |
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第三章 『大和物語』における桂の皇女関連章段採録の意図 |
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はじめに 一 『大和物語』に登場する皇女 二 桂の皇女について 三 柔子内親王と君子内親王の描かれ方について おわりに-書き記された桂の皇女- |
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第四章 『大和物語』柔子内親王関連章段における「省筆」について |
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はじめに 一 柔子内親王について 二 柔子内親王関連章段について 三 『大和物語』における省筆 おわりに |
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第二篇 |
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第一章 『うつほ物語』における和歌と歌物語性 |
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はじめに 一 『うつほ物語』の和歌-全体像をみる- 二 俊蔭巻における兼雅の歌物語 三 あて宮求婚譚における兼雅と和歌 四 一条殿の女性たちと兼雅の歌物語 おわりに |
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第二章 『うつほ物語』における音楽性とエクリチュール |
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はじめに 一 『うつほ物語』における会話文の先行研究 二 「会話」・「和歌」の声と音楽 三 『うつほ物語』の語りと<絵解> おわりに |
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第三章 『うつほ物語』「内侍のかみ」巻における朱雀帝・仁寿殿の女御の<対話> |
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はじめに 一 帝の対話を引き受ける存在-仁寿殿の女御の意味- 二 帝の語りⅠ-仁寿殿の女御の手紙をめぐって- 三 帝の語りⅡ-仲忠とあて宮をめぐって- おわりに |
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第四章 和歌を「書きつく」ことが示す関係性 |
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はじめに 一 歌集における「書きつく」 二 歌物語における「書きつく」 三 『うつほ物語』における「書きつく」 四 『源氏物語』の「書きつく」-「扇」に書き付けられた贈答歌- おわりに |
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第三篇 |
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第一章 『枕草子』における中宮定子の「語り」と「書記」一 |
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はじめに 一 定子の「語り」1-和歌改変をめぐって- 二 定子の「語り」2-古今集暗誦をめぐって- 三 「語り」が書記される場としての『枕草子』-「歌語り」と関わって- おわりに |
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第二章 『枕草子』における中宮定子の「語り」と「書記」二 |
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はじめに 一 章段前半における定子と清少納言 二 定子の「語り」が示すもの 三 定子の語りを受け止める清少納言 おわりに |
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第三章 『枕草子』雪山の章段における<聖>と<俗> |
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はじめに 一 常陸の介の聖俗 二 斎院および卯槌の聖性 三 雪山のゆくえ 四 明示されない和歌と語りの問題 おわりに |