タイトルコード |
1000100818908 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
百年の記憶と未来への松明(トーチ) |
書名ヨミ |
ヒャクネン ノ キオク ト ミライ エノ トーチ |
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二十一世紀英語圏文学・文化と第一次世界大戦の記憶 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
霜鳥 慶邦/著
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著者名ヨミ |
シモトリ ヨシクニ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
松柏社
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出版年月 |
2020.7 |
本体価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-7754-0270-2 |
ISBN |
4-7754-0270-2 |
数量 |
448p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
930.27
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件名 |
英文学
世界大戦(第一次)
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注記 |
文献:p391〜425 |
内容紹介 |
第一次世界大戦百周年とは、それ自体が目的化した空虚なパフォーマンスにすぎなかったのか。第一次世界大戦百周年をめぐる世界的動向を踏まえた視座から、21世紀英語圏文学・文化における大戦の記憶の諸相を明らかにする。 |
著者紹介 |
1976年新潟県生まれ。大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。博士(言語文化学)。大阪大学大学院言語文化研究科准教授。専門は英語圏文学。 |
目次タイトル |
序章 百年の記憶、百年目の責任 |
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一 悪霊が再びヨーロッパを排徊している 二 記憶のグローバル化のために 三 記憶のキー・コンセプト 四 二十一世紀の記憶の風景 五 「未来への松明」を構成する九つ(+α)の章 |
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第一章 <イギリス>永遠のウィルフレッド・オウェン |
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一 歴史の理解、記憶の継承、詩の功罪 二 「戦争の悲哀」と二十世紀 三 二十一世紀のオウェン(たち) 四 戦争報道、他者の苦痛、憐憫 五 シリアからの「警告」 |
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第二章 <イギリス>最後のトミー、すべてのトミー |
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一 <最後のトミー>、逝く 二 牧歌的故郷 三 西部戦線、塹壕、泥 四 中間地帯を越境する動物たち 五 国境を越えた絆、あるいは「苦しみの共同体」 六 「我々」の記憶 七 記憶の関与者たち 八 <最後のトミー>、神話へ |
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第三章 <イギリス><大戦世代>不在の時代に |
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一 <大戦世代>不在の時代へ 二 時代の終わり 三 詩、記憶、傷 四 傷の詩的治癒の(不)可能性 五 ひび割れた慰霊碑 |
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第四章 <ベルギー>三万回の「ラスト・ポスト」が鳴り響くとき |
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一 メニン・ゲート-「ラスト・ポスト」の儀式 二 記憶の場における「我々」と「彼ら」 三 記憶の場におけるツーリストへの/からのまなざし 四 三万回の「ラスト・ポスト」が鳴り響くとき-記憶の未来と歴史からの問いかけ |
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第五章 <カナダ>癒やしと和解への長い旅路 |
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一 ヴィミー・リッジ-国家が生まれた場所 二 カナダ史の「悲しい一章」 三 円環の記憶/記憶の円環 四 「悲しい」トリックスター 五 癒やしと和解への長い旅路 |
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第六章 <オーストラリア>歴史のトリアージ |
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一 アンザック化する記憶 二 二つの結末をめぐって 三 寓話化する歴史 四 権威と選択 五 膜 六 歴史のトリアージ 七 越境者たち |
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第七章 <アイルランド>異教徒たちだけが存在する世界で |
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一 忘却から和解への遙かなる路 二 「サイド・バイ・サイド」の夢 三 「サイド・バイ・サイド」の可能性 四 中国人労働者 五 アルジェリア兵 六 アイルランド兵 七 ベルギー人女性 八 異教徒たちだけが存在する時代に |
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第八章 <パキスタン>二十一世紀のヘロドトスたちとスキュラクスたち |
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一 ムスリムたちの「忠誠」 二 戦争と「忠誠」 三 二十世紀のスキュラクスたち 四 非暴力の記憶 五 世界を憐れむ仏陀のまなざし 六 失われた物語を求めて |
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第九章 <イギリス>二十一世紀の『イン・メモリアム』 |
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一 ミレニアムの「夢」 二 「精神病の世紀」の天使たち 三 二十世紀のアエネーアースたち 四 二十世紀の『イン・メモリアム』 五 二十一世紀の『イン・メモリアム』 |
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終章 『土曜日』の気分、『秋』の気配、未来への松明 |
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一 『土曜日』の気分 一 『秋』の気配 三 未来への松明 |