タイトルコード |
1000100940091 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
十九世紀日本の対外関係 |
書名ヨミ |
ジュウキュウセイキ ニホン ノ タイガイ カンケイ |
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開国という幻想の克服 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
上白石 実/著
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著者名ヨミ |
カミシライシ ミノル |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2021.11 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-642-04345-8 |
ISBN |
4-642-04345-8 |
数量 |
14,271,3p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.59
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件名 |
日本-歴史-幕末期
日本-歴史-明治時代
日本-対外関係-歴史
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内容紹介 |
ロシア船が現れ始めた18世紀後半から条約改正、日清戦争が始まるまでの時期を対象に、異国船打払いや漂流民保護、開港と内戦の混乱からの回復の過程等を分析。約100年かけた日本の「自己変革の時代」の実情を考察する。 |
著者紹介 |
1964年東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科中退。盛岡大学文学部教授。博士(文学)。著書に「幕末の海防戦略」「幕末期対外関係の研究」がある。 |
目次タイトル |
序章 開国レトリックの克服 |
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一 開国への疑問 二 開国レトリックの成立 三 開港という政策 四 各論の内容 |
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第一部 異国船打払いと仁政の相剋 |
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第一章 海防という外国人隔離策 |
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はじめに 一 「鎖国」言説の克服 二 江戸幕府の海禁策 三 内払いという隔離策 四 薪水給与という隔離策 おわりに |
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補論 中学校社会科教科書に見る鎖国と開国 |
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はじめに 一 鎖国 二 開国 三 鎖国と開国の整合性 おわりに |
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第二章 異国船打払令の布告問題と漂流民救助 |
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はじめに 一 江川家文書「異国評議書坤」 二 国外への布告をめぐる議論 三 国内への布告をめぐる議論 おわりに |
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第三章 文政八年八戸領の異国船体験 |
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はじめに 一 事件の概要と藩の対応 二 接触と打払い 三 領民の「迷惑」 おわりに |
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第二部 開港と内戦の混乱からの回復 |
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第一章 明治維新期旅券制度の基礎的研究 |
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はじめに 一 海外渡航の解禁と旅券制度の創設 二 旅券の発給状況 三 棄民のはじまり おわりに |
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第二章 箱館における生糸・蚕種紙改印制度とその影響 |
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はじめに 一 生糸・蚕種紙改印制度の成立 二 箱館での生糸・蚕種紙の改め 三 南部領盛岡藩における養蚕業への影響 おわりに |
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第三章 盛岡藩御用商人伊勢屋朝吉の戊辰戦争 |
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はじめに 一 箱館開業まで 二 戊辰戦争と朝吉 三 朝吉の戦後 おわりに |
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第四章 明治新政府による三陸地方の秩序回復と復興策 |
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はじめに 一 事件の前提 二 事件の概要 三 密輸事件をめぐる外交交渉 四 外務官僚が見た南部領 おわりに |
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第三部 外国船救助と漂流民送還の近代化 |
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第一章 外国船救助の近代化 |
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はじめに 一 事件の発生から乗組員の送還 二 船体引揚げをめぐるトラブル おわりに |
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第二章 明治新政府の外交体験と条約理解 |
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はじめに 一 海難救助と密貿易に関する法令 二 クラーク事件 三 密貿易をめぐる外交交渉 四 不開港場規則・難船救助心得 おわりに |
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第三章 漂流民救助と送還の近代化 |
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はじめに 一 海難救助における費用負担の状況 二 海難救助に関する条約改正 |