タイトルコード |
1000100998261 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
歴史学派とドイツ社会学の起原 |
書名ヨミ |
レキシガクハ ト ドイツ シャカイガク ノ キゲン |
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学問史におけるヴェーバー資本主義論 |
叢書名 |
MINERVA人文・社会科学叢書
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叢書番号 |
252 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
竹林 史郎/著
田村 信一/訳
山田 正範/訳
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著者名ヨミ |
タケバヤシ ノブオ タムラ シンイチ ヤマダ マサノリ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
ミネルヴァ書房
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出版年月 |
2022.7 |
本体価格 |
¥9000 |
ISBN |
978-4-623-08869-0 |
ISBN |
4-623-08869-0 |
数量 |
7,434,79p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
331.5
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件名 |
経済学-歴史学派
社会学-歴史
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個人件名 |
Weber Max |
注記 |
原タイトル:Die Entstehung der Kapitalismustheorie in der Gründungsphase der deutschen Soziologie |
注記 |
文献:巻末p14〜79 |
内容紹介 |
ドイツ社会学の黎明期における資本主義論の成立過程を探る。従来曖昧であった歴史学派から初期社会学へと至る道筋を実証的に跡付け、ヴェーバーやゾンバルトの資本主義論がいかなる学問史的文脈に立脚するかを解き明かす。 |
著者紹介 |
1954年香川県生まれ。83年ドイツに渡る。博士論文をビーレフェルト大学社会学部に提出し、最優秀の成績で合格。ヘアフォルドとレーネの公共教育施設で日本語を教えている。 |
目次タイトル |
第Ⅰ部 シュモラー、ブレンターノ、ビューヒャーの歴史的国民経済学 |
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第1章 一八九〇年前後におけるドイツ国民経済学「歴史学派」の学問的状況 |
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1 旧歴史的国民経済学と社会政策学会の設立 2 メンガーとドイツ国民経済学「歴史学派」 3 マルクスとエンゲルスの著作の影響 |
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第2章 ブレンターノの一八八八年および一八八九年の就任講演 |
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1 ウィーンとライプツィヒにおける二つの就任講演 2 ブレンターノのメンガーとの「方法論争」 3 ブレンターノのマルクスとの対決 |
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第3章 シュモラーの一八九〇年前後の連載論文 |
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1 新しい学問的出発 2 企業の成立 3 シュモラーの歴史把握 |
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第4章 ビューヒャーの段階論 |
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1 方法論的立場 2 「経済段階(Wirtschaftsstufe)」・「経営体制(Betriebssystem)」・「労働編成(Arbeitsgliederung)」 3 発展の展望と概念的連関 |
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第5章 ビューヒャー段階論研究をめぐる論争 |
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1 ビューヒャー=シュモラー論争 2 ドイツの歴史家との二つの論争 3 ビューヒャー段階論にたいするベロウとヴェーバーの立場 |
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第Ⅱ部 ゾンバルトとヴェーバーの「社会科学」 |
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第6章 二〇世紀初頭におけるゾンバルトとヴェーバーの学問的立場 |
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1 新世代の国民経済学者ゾンバルトとヴェーバーのシュモラーにたいする態度 2 『社会科学・社会政策アルヒーフ』の刊行 |
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第7章 ゾンバルトの一九〇二年の資本主義論 |
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1 「資本主義」の現象形態としての家内工業 2 『近代資本主義』論の理論的根本理念 3 大財産の成立 |
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第8章 ヴェーバーの一九〇四・〇五年における方法論と歴史的研究 |
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1 「社会科学」の方法論 2 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の「精神」」の方法的手続 3 「ヴェーバー・テーゼ」の妥当性 |
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第9章 ゾンバルトとヴェーバーにおける「資本主義」理論 |
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1 資本主義理論の比較分析 2 シュモラーの立場 |
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第Ⅲ部 国民経済学「新歴史学派」から初期ドイツ社会学へ |
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第10章 歴史的国民経済学の理論化 |
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1 「新歴史学派」の指導者としてのシュモラー 2 国民経済学をめぐる方法論的論議の新たな展開 3 ゾンバルトとヴェーバーの理論形成と「唯物史観」 |
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第11章 社会科学・社会経済学・社会学 |
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1 「社会科学」としてのシュモラーの歴史的国民経済学 2 「資本主義」論としての「社会科学」 3 ヴェーバー社会学的研究の登場 |
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第12章 国民経済学と社会学の起原 |
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1 ヴェーバー社会学形成のモメントとしての因果性論 2 「国民経済学」とその体系論の成立 3 社会諸科学の分化 4 「歴史的社会学」の位置 |