タイトルコード |
1000101055580 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
明治改暦のゆくえ |
書名ヨミ |
メイジ カイレキ ノ ユクエ |
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近代日本における暦と神道 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
下村 育世/著
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著者名ヨミ |
シモムラ イクヨ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ぺりかん社
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出版年月 |
2023.2 |
本体価格 |
¥5800 |
ISBN |
978-4-8315-1637-4 |
ISBN |
4-8315-1637-4 |
数量 |
324p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
449.81
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件名 |
暦-歴史
神道-歴史
日本-歴史-近代
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注記 |
年表:p285〜313 |
内容紹介 |
明治6年の太陽暦の採用は、日本的伝統の模索という「復古」的側面も併せもつ。近代の暦の通行制度の変遷を明らかにし、神道との関わりを追究して、近代日本の統一的時間の徹底と諸相と意味づけを解き明かす。 |
著者紹介 |
大阪府生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学大学院社会学研究科特任講師。専攻は、宗教学・宗教社会学、日本近代宗教史・東アジア文化史。 |
目次タイトル |
序章 |
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はじめに-研究の背景と対象 一、暦の歴史とその近代日本における位置づけ 二、近代日本の暦の研究史 三、課題と構成 |
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第一章 近代日本における暦の「開化」と「復古」 |
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はじめに 一、「開化」からだけでは捉えきれない近代の暦 二、近代の暦に付随する「復古」性 三、近代の暦の通行制度-東京天文台による編暦と神宮司庁による頒暦体制の成立 まとめ |
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第二章 明治改暦におけるグレゴリオ暦をめぐる問題 |
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はじめに 一、明治改暦で採用された暦法とは-ユリウス暦かグレゴリオ暦か 二、政府の暦法理解 三、未完の部分を残したまま通行し始めた太陽暦-祝祭日の暦日推歩を課題として 四、改暦への多様な理解と模索 まとめ-置閏法の規定の「不備」について |
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第三章 近世的頒暦制度の終焉 |
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はじめに 一、土御門家の暦支配からの離脱 二、頒暦商社による暦の専売 三、神宮司庁による頒暦-吉川家の撤退 まとめ |
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第四章 改暦後の新旧暦使用 |
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はじめに-法令としての明治改暦/継続する旧暦使用 一、『明治二十二年両暦使用取調書』の基礎的研究 二、新旧暦の使用状況-京都府を例として 三、暦使用における属性と地域性 まとめ |
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第五章 近代の暦と神社神道 |
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はじめに 一、頒暦数の推移 二、暦と神宮大麻の頒布の所管 三、頒暦と神道儀礼 四、政府による暦と神宮大麻の頒布奨励 まとめ |
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第六章 官暦の頒布数と流通の地域的偏り |
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はじめに 一、官暦の頒布数の概観 二、暦への高い需要 三、戦時下の暦-昭和一六年〜二〇年の際立つ多さ 四、頒暦数の地域的偏り 五、頒暦率の地域的偏り まとめ |
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第七章 近代日本における暦の統一と時の支配 |
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はじめに 一、暦と神宮大麻の頒布数 二、頒布網の緊密化と公的性格の強化 三、頒布強制-神宮大麻の頒布徹底化の動きとともに 四、時間の統一 まとめ |
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終章 |
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一、戦後の暦-神道指令と統制の解除 二、総括 三、今後の展望と課題 |