タイトルコード |
1000101063173 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
今、日本の介護を考える |
書名ヨミ |
イマ ニホン ノ カイゴ オ カンガエル |
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介護福祉士の養成と社会保障財源の視点から |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
阿部 敦/著
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著者名ヨミ |
アベ アツシ |
出版地 |
小金井 |
出版者 |
東京学芸大学出版会
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出版年月 |
2023.3 |
本体価格 |
¥2200 |
ISBN |
978-4-901665-63-6 |
ISBN |
4-901665-63-6 |
数量 |
196p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
369.17
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件名 |
介護福祉士
社会保障
財政政策
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注記 |
文献:p177〜195 |
内容紹介 |
多くの課題がある介護福祉従事者の養成。介護福祉士を養成する現場から諸問題を見つめ、現状を踏まえて、必要な解決策を考える。社会保障財源についても考察。「変革期における介護福祉士養成教育の現状」の続編。 |
著者紹介 |
金沢大学大学院社会環境科学研究科博士後期課程修了。博士(社会環境科学・同大学)。九州看護福祉大学教授。著書に「日本の若者たちは社会保障をどう見ているのか」など。 |
目次タイトル |
序論 |
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第1章 わが国の介護福祉士養成教員が抱く「日本人学生」に対する現状認識 |
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本章の目的 1.先行研究 2.インタビュー調査と結果の概要 3.多次元尺度構成法と共起ネットワークからみた「日本人」 4.コロケーション統計からみた「日本人(学生)」 5.KWICコンコーダンスからみた「日本人(学生)」と「〜ない」の関係 小括 |
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第2章 介護福祉士養成教員が認識する日本人学生の「学習上の困難」 |
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本章の目的 1.「学習上の困難」等に関する先行研究 2.「学習上の困難」を抱える生徒・学生の割合 3.調査の概要 4.「学習上の困難」を抱える在学生比率 5.分析手法 6.「学習上の困難」の主要要素 7.対人コミュニケーションに困難を抱える学生が介護福祉士を目指した理由 8.教育機関により異なる「学習上の困難」への対応余力 9.「学習上の困難」に付随する「教育上の困難」 10.先行研究で指摘されている対応策の限界 11.公費による教育支出の増大と就労条件改善の必要性 小括 |
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第3章 介護福祉士を目指す外国人留学生の現状と外国人介護福祉従事者への評価 |
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本章の目的 1.複数の受入れ制度と受入れ実績 2.特定技能1号/介護の含意と中核となる受入れ制度 3.介護福祉士としての合格実績 4.介護福祉士養成施設卒業後の進路 5.介護福祉従事者としての評価 6.人材育成と人材確保の非連動性 7.近年の介護労働政策の展開とその含意 小括 |
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第4章 介護福祉士の倫理綱領・倫理基準(行動規範)改定の必要性 |
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本章の目的 1.日本介護福祉士会の倫理綱領と倫理基準(行動規範)の基礎的特徴 2.ソーシャルワーカーの倫理綱領と行動規範の基礎的特徴 3.介護福祉士とソーシャルワーカーの倫理綱領・行動規範とにみられる差異 4.ソーシャルワーカーの倫理綱領と実践の乖離 5.包括モデルの再評価 6.包括モデルに依拠したソーシャルアクション教育の重要性 小括 |
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第5章 わが国の社会保障財源に関する識者らの見解 |
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本章の目的 1.介護保険制度の財政状況とその含意 2.福祉国家構想研究会による現状認識と提言 3.不公平な税制をただす会による現状認識と提言 4.井手英策による現状認識と提言 5.現代貨幣理論者による提言 6.高橋洋一による現状認識 7.左派的論者への問い 8.ベーシックサービス論者への問い 9.純合計社会支出(純社会支出合計)と課税政策の「歪み」からみた現状理解 10.迅速に実施すべき施策 小括 |
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第6章 わが国の社会保障財源に関するマクロ的観点からの再考 |
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本章の目的 1.国民1人あたり社会支出の国際比較 2.高齢化率と対GDP比からの再考 3.求められる追加予算の規模 4.国際競争力の観点からみた日本の立ち位置 小括 |
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結論 |
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1.「経済・財政政策従属型」社会保障抑制政策 2.「思考的」現実と「実態」現実との乖離 結語 |