タイトルコード |
1000100157604 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
亜寒帯植民地樺太の移民社会形成 |
書名ヨミ |
アカンタイ ショクミンチ カラフト ノ イミン シャカイ ケイセイ |
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周縁的ナショナル・アイデンティティと植民地イデオロギー |
叢書名 |
プリミエ・コレクション
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叢書番号 |
46 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
中山 大将/著
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著者名ヨミ |
ナカヤマ タイショウ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2014.3 |
本体価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-87698-482-4 |
ISBN |
4-87698-482-4 |
数量 |
3,291p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
334.51
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件名 |
植民政策
サハリン-歴史
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注記 |
文献:p261〜275 |
内容紹介 |
米食が日本のアイデンティティとされた時代、米が出来ない土地「樺太」に移住した人々は、自らを「日本人」としてどう位置付けようとしたのか。拓殖の実態とその特殊なアイデンティティに農業社会史の観点から迫る。 |
著者紹介 |
1980年北海道生まれ。京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻博士課程修了。京都大学博士(農学)。北海道大学スラブ研究センター所属、日本学術振興会特別研究員PD。 |
目次タイトル |
第1章 亜寒帯植民地樺太 |
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1 国家史や帝国主義史から疎外される樺太 2 樺太を歴史学的に位置づける 3 歴史社会学的分析概念の再検討 4 亜寒帯植民地樺太の移民社会を研究するための理論的枠組みと課題 |
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第2章 樺太農業への眼差し |
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1 樺太の産業と移民社会 2 北大植民学派による樺太農業の同時代的観察 3 近年の樺太農業史研究の到達点 4 検証されるべき樺太農業拓殖の諸側面 |
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第3章 樺太の農業拓殖と村落形成の実像 |
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1 樺太農業と森林資源開発 2 富内岸澤-模範農村 3 楠山農耕地-林内殖民地 4 農業拓殖プランから乖離する樺太“農家”群 |
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第4章 視覚化する拓殖イデオロギー |
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1 近代天皇制と農政 2 行啓から大礼へ 3 樺太篤農家顕彰事業 4 成功者から功労者へ-拓殖イデオロギーの視覚化 |
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第5章 形成される周縁的ナショナル・アイデンティティ |
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1 小農的植民主義 2 樺太文化論 3 樺太文化振興会 4 樺太文化論と周縁的ナショナル・アイデンティティ |
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第6章 東亜北方開発展覧会の亜寒帯主義と北進主義 |
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1 樺太庁中央試験所の沿革と研究 2 樺太移民社会の中の樺太庁中央試験所 3 拓殖から総力戦へ 4 農学と植民地イデオロギー |
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第7章 樺太米食撤廃論 |
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1 植民論的米食撤廃論 2 文化論的米食撤廃論 3 中央の代理人か,住民の代弁者か 4 遊離する二つの樺太-植民地エリートと植民地住民 |
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第8章 亜寒帯植民地樺太における周縁的ナショナル・アイデンティティの軌跡 |