タイトルコード |
1000100175909 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本とフランスの遺跡保護 |
書名ヨミ |
ニホン ト フランス ノ イセキ ホゴ |
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考古学と法・行政・市民運動 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
稲田 孝司/著
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著者名ヨミ |
イナダ タカシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
岩波書店
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出版年月 |
2014.5 |
本体価格 |
¥8600 |
ISBN |
978-4-00-025974-3 |
ISBN |
4-00-025974-3 |
数量 |
12,368p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
709.1
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件名 |
文化財保護
遺跡・遺物-日本
遺跡・遺物-フランス
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内容紹介 |
長く旧石器時代研究に従事し、日本の文化財行政などに精通する著者が、日仏の比較検討を通して遺跡と現代社会をめぐる様々な論点を提示。世界の遺跡保護行政の現状と問題解決の手掛かり、考古学の進むべき方向性を論じる。 |
著者紹介 |
1943年生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業。岡山大学名誉教授。専門は考古学、遺跡・文化財保護に関する比較研究。著書に「旧石器人の遊動と植民 恩原遺跡群」など。 |
目次タイトル |
序章 遺跡の現代史 |
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第1節 現代人にとって遺跡とは何か 第2節 開発事業と市場経済にさらされる遺跡 第3節 日本・フランス・イギリスにおける遺跡保護の現状 |
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第Ⅰ部 日本の遺跡保護 |
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第1章 遺跡保護の運動と法・行政の発展 |
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第1節 課題と方法 第2節 戦前における文化財保護 第3節 戦後における遺跡保護の問題 第4節 結びにかえて |
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第2章 遺跡保護行政の定着へ向けて |
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第1節 文化財保護法改正と文化財行政 第2節 事前発掘調査をめぐる諸問題 |
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第3章 遺跡保護の諸相 |
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第1節 遺跡保護行政の最前線 第2節 日本考古学の研究体制と研究動向 第3節 大規模な遺構の発見と古景観の復原 第4節 妻木晩田遺跡・田和山遺跡保存の市民運動 |
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第Ⅱ部 フランスの遺跡保護 |
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第4章 考古学史断章 |
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第1節 ムーラン・キニョン事件と日本の捏造問題 第2節 コルシカ島・青銅器時代トーレ文化の由来 第3節 『ガリア戦記』とナポレオンⅢ世の考古学 |
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第5章 発掘調査体制改革への激動 |
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第1節 ロデス事件 第2節 法制度の枠組みと法令 第3節 行政組織と政策 第4節 開発事業にともなう発掘調査 第5節 全国考古学発掘協会 第6節 (改正された)考古遺産保護のための欧州条約 第7節 考古学関係労働組合の組織と政策 第8節 歴史記念物,保護基金,国立文化遺産学校 第9節 古代英雄とナショナリズム 第10節 考古行政と埋蔵文化財行政 |
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第6章 遺跡保護制度の確立と発掘調査市場化の波及 |
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第1節 事前考古学に関する2001年1月17日法 第2節 フランス共和国文化遺産法典第5巻(考古学関係法) 第3節 フランスの考古行政をめぐる2012年以後の動向 |
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終章 遺跡 |
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第1節 災害復興のなかの発掘調査 第2節 世界遺産と関連する諸問題 第3節 結語 |