タイトルコード |
1000100597690 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
アドルノという「社会学者」 |
書名ヨミ |
アドルノ ト イウ シャカイ ガクシャ |
|
社会の分光と散乱する思想 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
片上 平二郎/著
|
著者名ヨミ |
カタカミ ヘイジロウ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
晃洋書房
|
出版年月 |
2018.2 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-7710-2982-8 |
ISBN |
4-7710-2982-8 |
数量 |
5,223,5p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
361.234
|
個人件名 |
Adorno Theodor Wiesengrund |
注記 |
文献:巻末p1〜5 |
内容紹介 |
哲学者、文化批評家として語られることが多いアドルノ。多様な学を横断したアドルノの社会学者という一面から、社会学が彼の思想にもたらした意味を考察する。 |
著者紹介 |
1975年東京生まれ。立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻(博士後期課程)修了。立教大学、法政大学、明星大学兼任講師。著書に「「ポピュラーカルチャー論」講義」がある。 |
目次タイトル |
序章 アドルノという「社会学者」 |
|
1 「社会学者」としてのアドルノ 2 アドルノにおける社会学の位置 3 貫通するものとしての社会学 4 抽象の氷原と具体的な思考 |
|
第1章 アドルノ「客観性」概念の諸位相 |
|
1 出口なき時代の思想家アドルノ 2 理性の原史と自然との和解 3 ラディカリズムの非社会性 4 「客観の優位」という思想的立場 5 客観性概念と社会科学の論理 6 「社会」を非同一なものにするための理論 |
|
第2章 「社会学方法論者」としてのアドルノ |
|
1 アドルノの二つの顔 2 アドルノにおける「アメリカ」、そして「ドイツ」 3 アドルノにとっての「社会学」という学問の意味 4 アドルノの「実証主義」批判の文脈 5 量的調査法を肯定的に語るアドルノ 6 アドルノの社会学方法論 7 社会的な素材の美的な再構成 |
|
第3章 アドルノの「概念」論と社会学 |
|
l “語ること”それ自体の困難 2 アドルノの「概念」論の二重性 3 実証主義における概念の使用法 4 概念と社会理論 5 「概念」の機能転換 6 「社会学」における「概念」 |
|
第4章 断片化された世界へのまなざしと弁証法 |
|
1 思考の両極としてのベンヤミンとアドルノ 2 体系的思考批判としてのアレゴリー論 3 商品世界とアレゴリー 4 夢の弁証法 5 弁証法における時間と空間 6 アドルノとベンヤミンの弁証法 |
|
第5章 アドルノの「伝統」概念 |
|
1 アドルノにおける「客観」と「伝統」 2 恣にならぬものとしての「伝統」 3 音楽における「伝統」 4 「音楽殺人」としての「伝統主義」への批判 5 「伝統」を免れようとする音楽 6 多様なものとしての「伝統」 7 「創造性」と「歴史的認識」 8 「批判理論」における「伝統」概念の可能性 |
|
第6章 「批判的社会モデル」としてのアドルノ音楽論 |
|
1 アドルノの「音楽社会学」の意味 2 関係性の場としての音楽 3 音楽における社会的認識と非同一性 4 音楽的なミメーシス 5 不協和音という時代的潜勢力 6 演奏という相互行為 7 アドルノ音楽論の社会理論的な応用の可能性 8 耳の社会学、受動性による社会学 |