タイトルコード |
1000100645486 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
抵当権者の追及権について |
書名ヨミ |
テイトウケンシャ ノ ツイキュウケン ニ ツイテ |
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抵当権実行制度の再定位のために |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
阿部 裕介/著
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著者名ヨミ |
アベ ユウスケ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有斐閣
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出版年月 |
2018.8 |
本体価格 |
¥9900 |
ISBN |
978-4-641-13788-2 |
ISBN |
4-641-13788-2 |
数量 |
12,553p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
324.935
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件名 |
抵当権
民法-フランス
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内容紹介 |
抵当不動産が第三取得者に譲渡された場合における抵当権者の追及権に関するフランス法学説史を紐解き、それをもとに日本法上の抵当権実行制度の理論的な再定位を試みる。物権法学の体系全体に対する挑戦ともいえる研究書。 |
著者紹介 |
1984年神奈川県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了。東北大学大学院法学研究科准教授。 |
目次タイトル |
序章 |
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第1節 問題の背景-日本法学の現状 第2節 問題の設定-抵当制度史をめぐる歴史認識の現状と課題 第3節 本書の分析対象と分析視角 第4節 行論の計画 |
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第1章 16世紀Paris慣習法典におけるラントの「割当て」法理と抵当権の誕生-フランス古法(その1) |
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第1節 Paris慣習法典におけるラントの「割当て」法理 第2節 Loyseauにおける抵当権とその追及権 第3節 本章のまとめ |
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第2章 17・18世紀フランスにおける抵当権と追及権-フランス古法(その2) |
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第1節 17世紀における展開 第2節 18世紀における展開-Bourjonの学説 第3節 補説1:強制命令に基づく競落と追及権-「空競り」による再競落の法律構成 第4節 補説2:承認書制度とNemo plus原則 第5節 Pothierによる「物権」の体系化と抵当権理解の変容 第6節 本章のまとめ |
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第3章 フランス中間法及び法典編纂期における抵当権と追及権 |
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第1節 共和暦3年のdécret 第2節 共和暦7年の法律 第3節 共和暦8年委員会案 第4節 Bruxelles控訴裁判所意見 第5節 破毀裁判所案 第6節 民法典及び民事訴訟法典の起草過程 第7節 補説:所有権移転の公示-所有権の懈怠purgeと抵当権登記の終期 第8節 本章のまとめ |
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第4章 19世紀フランスにおける抵当権と追及権 |
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第1節 抵当権及び追及権をめぐる19世紀前半の学説・判例 第2節 「抵当権改革」法案における抵当権と追及権 第3節 補説:1855年の法律と不動産物権変動の一般理論の構築 第4節 抵当権及び追及権をめぐる19世紀後半の学説 第5節 本章のまとめ |
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第5章 日本法における抵当権と追及権 |
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第1節 追及権理解の帰趨 第2節 滌除制度における合意構成の継承と「法律効」理論の忘却 第3節 消除主義と滌除制度との連続性の解消 第4節 抵当権に基づく売却代金への物上代位及び代価弁済制度の導入と解体 第5節 本章のまとめ |
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結章 |
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第1節 課題達成の検証 第2節 解釈論に与える示唆 第3節 残された課題 |