タイトルコード |
1000100846966 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
語りと教育の近代史 |
書名ヨミ |
カタリ ト キョウイク ノ キンダイシ |
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児童文化の歴史から現代の教育を問い直す |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
松山 鮎子/著
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著者名ヨミ |
マツヤマ アユコ |
出版地 |
岡山 |
出版者 |
大学教育出版
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出版年月 |
2020.10 |
本体価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-86692-097-9 |
ISBN |
4-86692-097-9 |
数量 |
5,274p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
375.82
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件名 |
国語教育-歴史
童話
ストーリー テリング-歴史
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注記 |
文献:p262〜270 |
内容紹介 |
現代の「おはなし」の活動、および一次的な声の文化である昔話の特徴から、「語り」とは何かを検討。さらに、口演童話とはどのような実践だったのか、そこから捉えられる「近代」とはどんな社会だったのかを明らかにする。 |
著者紹介 |
1983年生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科教育基礎学専攻博士課程修了。博士(教育学)。公益財団法人荒川区自治総合研究所研究員。早稲田大学非常勤講師。東洋大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 「語りと教育の近代史」を始めるにあたって |
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第1節 本書の見取り図 第2節 口演童話の歴史的な位置づけ 第3節 口演童話にかかわる言説-学校外教育としての口演童話- 第4節 口演童話をとらえることで見えるもの-研究の課題と仮説- 第5節 本書の構成 |
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第1章 語り聞かせにおける大人と子どもの関係性 |
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はじめに 第1節 研究対象と調査の方法 第2節 分析の方法と結果 第3節 語り手にとって「おはなし」とは何か-分析結果の考察- 小括 |
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第2章 声の文化としての昔話の性質 |
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はじめに 第1節 語源から見る「語り」の性質 第2節 昔話とは何か 第3節 昔話の構造的特徴とその意味 小括 |
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第3章 草創期の口演童話の理論的特徴 |
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はじめに 第1節 「家庭」の誕生とお話 第2節 巌谷小波の活動および思想の全体像 第3節 巌谷小波の「お伽噺」論 小括 |
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第4章 口演童話の大衆性と教育性 |
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はじめに 第1節 教育的娯楽としての「お伽噺」 第2節 口演童話の教育性 第3節 口演童話の学校への普及 小括 |
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第5章 昭和初期の口演童話における教育者と子どもの関係 |
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はじめに 第1節 松美佐雄の問題意識と活動の目的 第2節 日本童話連盟による活動の社会事業的側面 第3節 学校教育の補完的役割としての教師の童話学習 第4節 お話における教育者と子どもの関係 小括 |
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第6章 須藤克三の戦前教育活動における創作童話の語り聞かせ |
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はじめに 第1節 幼少期の「語り」の経験 第2節 須藤克三の教育思想の特徴 第3節 新たな教育実践としての童話創作 第4節 子どもの生活への気づきと教育観の変化 第5節 教育における文化活動の位置 小括 |
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第7章 「語り」の形式が生み出す教育の可能性 |
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第1節 「語り」とは何か-語り手の側から見た場の論理- 第2節 学校教育との関係から見た口演童話の性質の変化-対抗関係から補完関係へ- 第3節 コミュニケーションの双方向性-口演童話と現代の「おはなし」の結節点- 第4節 「語り」と教育が紡ぎ出す「近代」-現代の教育への示唆- 第5節 本書の到達点と残された課題 |