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書誌情報サマリ

書名

肖像画の時代 

著者名 伊藤 大輔/著
著者名ヨミ イトウ ダイスケ
出版者 名古屋大学出版会
出版年月 2011.12


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No. 所蔵館 配架場所 請求記号 資料番号 資料種別 状態 個人貸出 在庫
1 東部図書館一般開架72102/60/2102475930一般在庫 

書誌詳細

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タイトルコード 1000002254552
書誌種別 図書
書名 肖像画の時代 
書名ヨミ ショウゾウガ ノ ジダイ
中世形成期における絵画の思想的深層
言語区分 日本語
著者名 伊藤 大輔/著
著者名ヨミ イトウ ダイスケ
出版地 名古屋
出版者 名古屋大学出版会
出版年月 2011.12
本体価格 ¥6600
ISBN 978-4-8158-0682-8
ISBN 4-8158-0682-8
数量 22,412,12p
大きさ 22cm
分類記号 721.0242
件名 肖像画-歴史
内容紹介 院政期に雰囲気を一変させる絵巻物との連続性から、似絵や「明恵上人樹上坐禅像」など、鎌倉時代の肖像画を捉えることで、その深層に形成された思想の言葉を明るみに出す。



内容細目

No. 内容タイトル 内容著者1 内容著者2 内容著者3 内容著者4
1 緒言
2 はじめに
3 一 「明恵上人樹上坐禅像」の研究史の反省
4 二 政治哲学としての似絵
5 三 絵巻物との言説内容の類似
6 四 鎌倉時代肖像画の精神的基盤
7 五 言葉と隔絶した表現世界
8 六 研究の要点
9 序章 絵巻物から肖像画へ
10 一 絵巻物研究における文化覇権論
11 二 絵巻物研究における「秘められた政治」論
12 三 院政期絵巻物研究の問題点
13 四 絵巻物に映る社会の情態
14 五 「信貴山縁起絵巻」の特質
15 六 自己意識の形象化としての似絵
16 七 「明恵上人樹上坐禅像」の特質
17 八 思想的実践としての肖像画
18 第Ⅰ部 絵巻物に見る転換の諸相
19 第1章 神仙山水としての「信貴山縁起絵巻」
20 一 絵巻の時代背景
21 二 説話の構造
22 三 視覚形式における神仙山水的性格
23 四 「信貴山縁起絵巻」から「伴大納言絵巻」へ
24 第2章 絵画との対面の感覚
25 一 現状について
26 二 時空間の構造
27 三 掛幅画を見るときの経験
28 四 錯簡説について
29 五 造形の論理
30 六 常の世界と超の世界
31 第3章 国家の神話としての「伴大納言絵巻」
32 一 御霊絵巻論について
33 二 文化覇権論について
34 三 説話構造の分析
35 四 超越的存在の出現
36 五 徳治と法治の提示
37 六 神話としての絵巻
38 七 公正の理念の提示
39 第Ⅱ部 似絵考
40 第4章 似絵以前の平安貴族の肖像観
41 はじめに
42 一 上位貴族の肖像作例
43 二 上位貴族の肖像観
44 おわりに
45 第5章 生身性と肖似性
46 一 肖像の起源説話
47 二 生身性と肖似性
48 三 平安貴族の肖像観
49 四 九条兼実の似絵忌避
50 五 個体差の否定的価値
51 六 肖似性への忌避感
52 七 外形描写の意味
53 八 行事絵の公的性格
54 九 藤原隆信の活動の場
55 第6章 似絵と尚歯会図
56 はじめに
57 一 尚歯会図との関係
58 二 尚歯会図の実相
59 三 隆信様式の復元
60 第7章 「似絵詞」に見る似絵
61 はじめに
62 一 「似絵詞」について
63 二 「似絵詞」と尚歯会図
64 三 似絵という名付け
65 おわりに
66 第8章 似絵の時期区分
67 はじめに
68 一 「似絵詞」の意義
69 二 「似絵詞」の思想
70 三 「似絵詞」の創作主体
71 四 似絵の後先
72 おわりに
73 第9章 初期似絵から中期似絵へ
74 一 九条良平の位置の問題
75 二 異時同図法と「中殿御会図」
76 三 音声のテーマ
77 四 コンテクストの問題
78 第10章 後期の似絵
79 はじめに
80 一 現状と研究史
81 二 第一段階の成立過程
82 三 後嵯峨による画巻制作の意図
83 四 第二段階の成立過程
84 五 九名の法体影の比定
85 六 仁和寺御室歴代画像の付加の理由
86 おわりに
87 補論 東アジア肖像画の標準
88 第Ⅲ部 「明恵上人樹上坐禅像」考
89 第11章 造形の特徴と宋画の摂取(1)
90 一 研究史の問題
91 二 画面構成について
92 おわりに
93 第12章 造形の特徴と宋画の摂取(2)
94 はじめに
95 一 「明恵上人樹上坐禅像」の画面の成り立ち
96 二 彩色と筆線
97 三 山水人物表現と筆線の関係
98 おわりに
99 第13章 東アジア的な図像の伝統
100 はじめに
101 一 樹下に坐禅する僧侶の図像の伝統について
102 二 遁世僧の図像の系譜
103 三 もう一つの遁世僧の図像
104 おわりに
105 第14章 華厳の思想的実践としての肖像画
106 はじめに
107 一 羅漢図説の論拠の検討
108 二 「明恵上人樹上坐禅像」の主題の検討
109 三 事的世界観のシンボリズム
110 四 言葉以前ゆえの映像世界
111 五 羅漢図説発生の背景の検討
112 おわりに
113 補論 多様な肖像世界
114 結語

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2011
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