タイトルコード |
1000100039875 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
フロベールの聖<領域> |
書名ヨミ |
フロベール ノ セイリョウイキ |
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『三つの物語』を読む |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
橋本 由紀子/著
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著者名ヨミ |
ハシモト ユキコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
彩流社
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出版年月 |
2013.2 |
本体価格 |
¥2500 |
ISBN |
978-4-7791-1877-7 |
ISBN |
4-7791-1877-7 |
数量 |
258p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
950.268
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個人件名 |
Flaubert Gustave |
注記 |
文献:p246〜253 |
内容紹介 |
フロベール最晩年の名作「三つの物語」を“聖”の視点から読み解く試み。三つの短編に対応する長編「ボヴァリー夫人」「聖アントワーヌの誘惑」「サラムボー」との比較から、フロベール独自の美学・宗教観と物語世界を明かす。 |
著者紹介 |
青山学院大学大学院博士後期課程満期退学(文学研究科フランス文学専攻)。日本大学国際関係学部助教。日本フロベール研究会等に所属。 |
目次タイトル |
序章 |
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第一部 『聖ジュリヤン伝』-フロベールと聖人伝説 |
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第一章 フロベールの宗教性 |
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一 宗教感情への敬意 二 十九世紀フランスの宗教観とフロベール 三 フロベールと聖なるもの-スピノザとルナンとの関係を中心に 四 聖なる人間の生 五 フロベールの聖人伝 |
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第二章 『聖ジュリヤン伝』 流動する時空 |
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一 ステンドグラスの物語 二 沈み込む空間 三 もうひとつの枠組み 四 物語空間とイメージの連動 |
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第三章 『聖ジュリヤン伝』におけるジュリヤンの「道行き」 |
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一 親しいものと不気味なもの-両親の地 二 現実と幻覚-自分自身の地 三 畏れと欲望・神聖なるものと不浄なるもの-親殺しの意味 四 地上と天上との狭間で-間隔の超越 |
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第二部 『純な心』-女性・地方風俗・信仰 |
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第四章 『ボヴァリー夫人』 エンマ・ボヴァリーの宗教的世界 |
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一 グロテスクな生涯 二 地方風俗 三 エンマとブルニジアン司祭 四 エンマの「宗教的」世界 五 虚無へと向かう信仰 |
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第五章 『純な心』 変容する空間 |
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一 「感じやすい魂」のための物語 二 時間が堆積する空間 三 フェリシテの感覚と世界の認識-宗教との出会い 四 鸚鵡と聖霊の結びつき-内的世界の醸成 五 閉じられた空間の開放 |
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第六章 『純な心』における「聖域」 |
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一 Un Cœur simple-「単純な心」 二 境界線のない世界 三 フェリシテの部屋 四 信仰の働き 五 供犠としての聖体祭 |
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第三部 『ヘロディア』-フロベールとオリエント |
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第七章 『サラムボー』における「彼方」の世界 |
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一 古代カルタゴ-歴史と幻想の狭間にある世界 二 彼方の世界の出現 三 彼方の世界への横断 四 古代カルタゴ世界の完成 |
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第八章 『ヘロディア』 声と視線の交錯 |
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一 洗礼者ヨハネとへロディア=サロメ 二 声と視線 三 二つの人間的側面 |
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第九章 『ヘロディア』におけるヘロデの「不安」 |
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一 「不安」の充満 二 反復の不安 三 畏怖と欲望の狭間で 四 不安の分断 |
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終章 |