タイトルコード |
1000100047860 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ドイツ史の始まり |
書名ヨミ |
ドイツシ ノ ハジマリ |
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中世ローマ帝国とドイツ人のエトノス生成 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
三佐川 亮宏/著
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著者名ヨミ |
ミサガワ アキヒロ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
創文社
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出版年月 |
2013.2 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-423-46068-9 |
ISBN |
4-423-46068-9 |
数量 |
8,484,262p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
234.04
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件名 |
ドイツ-歴史-中世
ドイツ人
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注記 |
文献:巻末p33〜62 |
内容紹介 |
政治=国制史および政治観念史の観点から、普遍史・救済史的に理解された「ドイツ人のローマ帝国」という自己理解がドイツ人の間に出現・展開する様相を、関連史料の網羅的検証を通じて分析する。 |
目次タイトル |
序章 |
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はじめに 一 問題の所在 二 研究の現況 三 本書の課題 |
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第一部 政治=国制史的アプローチによる「ドイツ史の始まり」 |
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第一章 八四三年:ヴェルダン条約による帝国分割 |
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一 政治史の概観 二 問題の所在 三 「ドイツ史の始まり」の始点 |
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第二章 八八七年:東西フランク王国の最終的分離 |
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一 政治史の概観 二 問題の所在 三 アルヌルフか“諸部族”か |
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第三章 九一一年:東フランク=カロリング家の断絶 |
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一 政治史の概観 二 問題の所在 三 コンラート一世王権の連続性と断絶 |
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第四章 分国・大公・“部族” |
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一 ヴェルナーの「諸分国構造論」 二 “部族Stamm”とは何か? 三 「民族」か“部族”か |
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第五章 九一九年:フランク人からザクセン人への王朝交替 |
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一 政治史の概観 二 問題の所在 三 「フランク帝国貴族」としてのリーウドルフィング家 四 「ザクセン人」の政治的エトノス生成 五 ポスト・カロリング期における支配の正当性 |
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第二部 「ドイツ人」と「ドイツ人の王国」 |
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第六章 “フランク”と“ドイツ”の狭間(一) |
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一 政治史の概観 二 問題の所在 三 国王・皇帝称号における支配観念 四 “ドイツ人”の出現 |
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第七章 “フランク”と“ドイツ”の狭間(二) |
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一 オットー一世・二世統治期におけるtheodiscus/teutonicus 二 叙述史料における支配観念(一) 三 叙述史料における支配観念(二) 四 「東フランク王国」から「フランク=ザクセン王国」、そして「ローマ帝国」へ |
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第八章 オットー三世・ローマ帝国の改新・“ドイツ人”(一) |
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一 政治史の概観 二 問題の所在 三 “ドイツ人”受容の条件 四 「ローマ帝国の改新」と民族名の受容 五 「改新」の挫折と「ザクセン人・ドイツ人・ローマ人」 |
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第九章 オットー三世・ローマ帝国の改新・“ドイツ人”(二) |
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一 二人のザクセン人 二 メールゼブルクのティートマル『年代記』 三 クヴェーアフルトのブルーノ 四 「ドイツ王国・国王」概念の出現 五 ローマ皇帝権と“ドイツ人”のエトノス生成 |
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第三部 「ローマ帝国を担うドイツ人」 |
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第一〇章 一一世紀前半のローマ帝国と帝権的王権理念 |
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一 問題の所在 二 アルプスの「北」と「南」 三 一一世紀前半の「ドイツ」概念と「超人格的国家観」の形成 四 特別称号 |
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第一一章 叙任権闘争とドイツ王国 |
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一 問題の所在 二 叙任権闘争前夜の「ドイツ王国」 三 グレゴリウス七世 四 ランペルト・フォン・ヘルスフェルト 五 『アンノの歌』 |
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終章 |
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一 問題の所在 二 帝権移転論と「アウグストゥスの後継者」 三 「王国の名誉」 四 公式称号 五 「ローマ帝国」を担うドイツ人 |