タイトルコード |
1000100139074 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
クラーラ・ツェトキーン |
書名ヨミ |
クラーラ ツェトキーン |
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ジェンダー平等と反戦の生涯 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
伊藤 セツ/著
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著者名ヨミ |
イトウ セツ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
御茶の水書房
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出版年月 |
2013.12 |
本体価格 |
¥15000 |
ISBN |
978-4-275-01062-9 |
ISBN |
4-275-01062-9 |
数量 |
32,1027p |
大きさ |
23cm |
分類記号 |
289.3
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件名 |
女性問題
社会主義
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個人件名 |
Zetkin Clara |
注記 |
文献:p913〜961 クラーラ・ツェトキーンの年譜と関連年表:p962〜991 |
内容紹介 |
ドイツ連邦、ドイツ帝国、そしてドイツ(ヴァイマール)共和国の成立と崩壊の時代を生きた女性運動/政治運動家、クラーラ・ツェトキーンの生涯を、女性解放運動、マルクス主義女性解放論等をキーワードに綴る。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 研究の背景と目的 2 資料と研究の方法 3 先行研究と研究動向 4 本書における研究対象の限定 5 主要用語の定義 6 ドイツ帝国統計に関する覚書-「ジェンダー史」研究からの批判にたいして 7 本書の構成と内容の概略・特徴 |
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第Ⅰ部 おいたち・青春・亡命-ヴィーデラウ・ライプツィヒ・パリ(1857〜1890) |
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第1章 少女時代-ヴィーデラウ村 |
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1 歴史的・地理的特徴 2 家族とその系譜 3 市民的女性解放思想・女性運動の動向 4 当時の労働者階級の組織と女性労働者問題認識 |
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第2章 青春-ライプツィヒ |
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1 ライプツィヒ,その1870年代 2 ライプツィヒで生活したクラーラの家族 3 ドイツの教育制度とクラーラが受けた教育 4 オシップ・ツェトキーンとの出会いと社会主義者鎮圧法 |
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第3章 亡命-パリでのオシップ・ツェトキーンとの生活 |
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1 ライプツィヒを出てリンツ,チューリヒへ 2 パリへ,マクシムとコスチャを産み育てる 3 生活の資としての文筆の仕事とオシップの病死 4 第2インターナショナル創立大会への参加 |
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第4章 パリ亡命時代の文筆・演説活動(1885-1890) |
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1 ジャーナリストとしての執筆 2 はじめての女性労働論の背景 3 小冊子『現代の女性労働者問題と女性問題』(1889) 4 第2インターナショナル創立大会での女性労働問題に関する演説(1889) |
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第Ⅱ部 ドイツ社会民主党と第2インターナショナル-シュツットガルト時代(1891〜1914) |
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第5章 シュツットガルトでの生活と活動-フリードリヒ・ツンデル/ローザ・ルクセンブルクの出現 |
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1 ドイツへの帰国-シュツットガルトに拠点を置く 2 フリードリヒ・ツンデルとの出会い 3 ローザ・ルクセンブルクの出現とジレンブーフへの転居 4 ジレンブーフ時代のクラーラの文学・芸術評論 |
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第6章 ドイツ社会民主党の女性政策とローザ・ルクセンブルクとの交友 |
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1 1890年代-ドイツ社会民主党ハレ大会からハノーファー大会まで 2 1900年以降6回のドイツ社会民主党女性会議とドイツ社会民主党の女性政策 3 ローザ・ルクセンブルクとクラーラ・ツェトキーンの党友関係 4 私的生活でのクラーラとローザ |
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第7章 『平等』の編集・内容と変遷,リリー・ブラウンとの論争,クラーラの追放 |
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1 『平等』の発行と1890年代 2 リリー・ブラウンの『平等』への関与-1890年代後期 3 クラーラ・ツェトキーンと論争したリリー・ブラウン 4 20世紀の『平等』と第1次世界大戦-クラーラの『平等』からの追放 |
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第8章 第2インターナショナルの女性政策とのかかわり |
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1 第2インターナショナルの最初の2回の大会 2 第3回から第6回大会まで 3 第7回シュツットガルト大会と第1回国際社会主義女性会議 4 第8回コペンハーゲン大会と第2回国際社会主義女性会議 5 第9回バーゼル臨時大会(1912)とそれ以降 |
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第9章「国際女性デー」の起源と伝搬-米・欧・露,その伝説と史実と |
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1 国際女性デーの起源をめぐる伝説 2 国際女性デーの源流:アメリカ社会党の女性参政権運動 3 アメリカでの女性デーの国際化-第2回国際社会主義女性会議での決議 4 第1次世界大戦前までの米・欧・露の国際女性デー |
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第10章 アウグスト・ベーベルの『女性と社会主義』-没後100年に寄せて- |
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1 アウグスト・ベーベル小伝 2 『女性と社会主義』の内容と変遷 3 クラーラ・ツェトキーンとアウグスト・ベーベルの関係 4 ベーベルとツェトキーンの相違点-ロープスとロスの研究から- |
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第Ⅲ部 戦争と革命 |
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第11章 世界大戦・ロシア革命・ドイツ革命と女性 |
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1 世界大戦へのドイツ社会民主党の対応と国際動向 2 社会主義者の世界女性会議と反戦派の動き 3 ロシア革命,ローザ・ルクセンブルクの批判とクラーラ・ツェトキーン 4 ドイツ革命-ローザの死とクラーラの決意- |
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第12章 ドイツ共産党とコミンテルンの間で |
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1 ドイツ共産党とヴァイマール共和国の成立 2 初期ドイツ共産党の困難のなかで-国会議員となる 3 引き続く困難の中で 4 ヴァイマル共和国危機の時代のドイツ共産党 |
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第13章 レーニンとクラーラの,「女性問題」と「3月行動」に関する対話 |
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1 クラーラとレーニンの対話とその前提 2 1920年の「女性問題」をめぐる対話 3 1921年のドイツ「3月行動」についての対話 4 クラーラの「女性がレーニンに負うもの」(1925) |
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第14章 レーニン時代のコミンテルンと国際女性運動 |
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1 1920年のクラーラ・ツェトキーンと初期コミンテルンの女性運動方針 2 1921年の第2回国際共産主義女性会議とコミンテルンの第3回大会 3 1922年とコミンテルン第4回大会でのクラーラの報告 4 1923年のクラーラの動向 |
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第15章 スターリン時代へ移行期のコミンテルンの女性運動のなかで |
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1 1924〜1928年 2 1927年-クラーラの70歳,ロシア革命10周年を頂点として 3 1928-1933年 スターリンと第3期 |
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第16章 晩年:私的・公的葛藤のなかで |
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1 晩年 2 息子たちの家族生活:マクシムの場合 3 息子たちの家庭生活-コスチャの場合 4 最後の仕事,モスクワに死す 5 クラーラ・ツェトキーンの死 |
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終章 |
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1 クラーラ・ツェトキーンの伝記で注目したいところ 2 現代のジェンダー平等・「男女共同参画」の実現,国際的女性運動とのかかわりでみると 3 1984年の拙著への批判とのかかわりで |