タイトルコード |
1000100235967 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
スケープゴーティング |
書名ヨミ |
スケープゴーティング |
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誰が、なぜ「やり玉」に挙げられるのか |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
釘原 直樹/編
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著者名ヨミ |
クギハラ ナオキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
有斐閣
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出版年月 |
2014.12 |
本体価格 |
¥2600 |
ISBN |
978-4-641-17405-4 |
ISBN |
4-641-17405-4 |
数量 |
9,254p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
361.44
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件名 |
集団心理学
災害心理学
マス・メディア
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注記 |
文献:p235〜248 |
内容紹介 |
大きな事故や災害があった際に、特定の対象が次々と「やり玉」に挙げられ、強い非難を受ける。そのメカニズムはいかなるものか、マスメディア報道はどのように影響するのか。実証研究から包括的に解明する。 |
著者紹介 |
大阪大学大学院人間科学研究科教授。 |
目次タイトル |
序章 スケープゴーティングとは |
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1 スケープゴーティング,スケープゴートという言葉について 2 本書の構成 |
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第Ⅰ部 スケープゴーティング=「やり玉」現象とは何だろうか |
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第1章 スケープゴーティングの心理 |
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1 スケープゴーティングの発生過程と動機 2 マスメディアの報道特性 3 時間経過とスケープゴーティング対象の変遷 |
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第2章 誰がスケープゴートになるのか |
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1 はじめに 2 原因帰属の発達 3 原因推測の過程 4 ステレオタイプ的判断 5 責任・非難の帰属 6 スケープゴーティングの背景としての原因・責任帰属 |
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第3章 スティグマ化と非難・責任追及 |
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1 リスクの社会的増幅とスティグマ 2 風評被害とスティグマ化 3 スティグマ化の解消に向けて |
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第4章 言葉によるレッテル貼り |
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1 コミュニケーションはいかに行われるか 2 言語表現が伝える微妙なニュアンス 3 受容と記憶の過程 4 伝達の過程 5 コミュニケーションとスケープゴーティング |
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第Ⅱ部 非難報道に見るスケープゴーティング |
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第5章 事故報道でのスケープゴーティング |
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1 JR福知山線脱線事故の概要 2 全体的な記事数の変化 3 スケープゴーティングとしての事故報道 4 まとめ |
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第6章 感染症報道でのスケープゴーティング |
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1 さまざまな感染症 2 SARS,O157に関わる報道の分析 3 口蹄疫,新型インフルエンザに関わる報道等の分析 4 まとめ |
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第7章 東日本大震災報道でのスケープゴーティング |
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1 「不謹慎ブーム」と「自粛ブーム」 2 状況的不謹慎という現象 3 ブログ記事から「不謹慎ブーム」を解く 4 まとめ |
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第8章 帰属過程としてのスケープゴーティング |
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1 原因,責任,非難の帰属はどのように生じるか 2 JR福知山線脱線事故報道に関する帰属過程 3 口蹄疫蔓延に関わる帰属過程とマスコミ接触頻度 4 スケープゴーティングの動機と進行過程 |
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第9章 記憶バイアスとスケープゴーティング |
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1 JR福知山線脱線事故の新聞記事における非難対象の変遷 2 新型インフルエンザについてのリアルタイム評価 3 頻度判断に関する実験 |
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終章 スケープゴーティング現象にいかに向き合うか |
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1 正当な非難と不当な非難 2 スケープゴーティングと同調行動 3 マスメデイアの問題 |
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補章 報道におけるスケープゴーティング現象をとらえる方法 |
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1 人による分類 2 機械による分類 3 機械による分類の課題と可能性 |