タイトルコード |
1000100262425 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
日本古代の自他認識 |
書名ヨミ |
ニホン コダイ ノ ジタ ニンシキ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
田中 聡/著
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著者名ヨミ |
タナカ サトシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
塙書房
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出版年月 |
2015.3 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-8273-1273-7 |
ISBN |
4-8273-1273-7 |
数量 |
5,419,19p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.3
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件名 |
蝦夷(民族)
隼人
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内容紹介 |
夷狄とみなされた人々・地域社会の実態を個別に分析し、それによって「夷狄」概念の内容を再考するという方法をとることで、日本古代の自他認識の一端を解明する。 |
著者紹介 |
1964年札幌市まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。同大学文学部教授。 |
目次タイトル |
序論 日本古代の夷狄研究 |
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第Ⅰ部 「夷人」的関係から「夷狄」身分へ |
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第1章 夷人論 |
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はじめに 日本古代における夷狄 第1節 夷人観念の形成 第2節 「夷人」観念と地域社会 おわりに 「夷人」的関係と古代の自他認識 |
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第2章 隼人・熊襲観念の形成と受容 |
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はじめに 第1節 隼人・熊襲像に関する先行研究 第2節 「倭王武の上表文」の毛人・衆夷 第3節 阿多隼人と海幸山幸神話 おわりに |
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第3章 隼人・南島と律令国家 |
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はじめに 第1節 「夷邪久」と「掖玖」 第2節 南島への国制施行と薩摩 第3節 南島覓国使剽劫事件の意義 おわりに |
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第4章 古代の南方世界 |
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はじめに 第1節 『隋書』の「流求国」について 第2節 「流求国」の社会構造と歴史的意義 おわりに |
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第Ⅱ部 「夷狄」観念の変容 |
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第5章 日本古代「夷狄」通史 |
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第1節 夷狄研究の三つの枠組み 第2節 毛人・隼人・流求人の登場 第3節 「夷狄」身分の創出 第4節 民と夷の境界 |
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第6章 民夷を論ぜず |
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はじめに 第1節 「民夷」併記史料群における「夷」 第2節 蝦夷支配の実質 おわりに |
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第7章 元慶戦争の歴史的意義 |
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はじめに 第1節 研究史と分析視角 第2節 経過の復元 第3節 歴史的意義 おわりに |
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第8章 九・一〇世紀の東北アジア情勢と蝦夷社会の変容 |
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はじめに 第1節 隋末・唐初期の東北アジア情勢 第2節 九世紀の北方交易ルート 第3節 蝦夷と兀惹部の関係 おわりに |
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結論 古代自他認識論の新たな視座 |
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補論Ⅰ 佐渡島をめぐる古伝承 |
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はじめに 第1節 『日本書紀』欽明天皇五年一二月条の性格 第2節 地名比定をめぐる諸説 第3節 倭人・粛慎人の住域 おわりに 「禹武」と「羽茂」の関係 |
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補論Ⅱ 夷狄論の過去と現在 |
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第1節 日本古代史研究の空間認識 第2節 三つの枠組み 第3節 小括と課題 |