タイトルコード |
1000100505902 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
城郭と由緒の戦争論 |
書名ヨミ |
ジョウカク ト ユイショ ノ センソウロン |
叢書名 |
歴史科学叢書
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言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤田 達生/著
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著者名ヨミ |
フジタ タツオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
校倉書房
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出版年月 |
2017.4 |
本体価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-7517-4740-7 |
ISBN |
4-7517-4740-7 |
数量 |
446p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.47
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件名 |
日本-歴史-室町時代
日本-歴史-安土桃山時代
城
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内容紹介 |
侵略された地域民衆にとっての、織豊政権による天下統一戦の意義を問う書。中・近世移行期の戦争論・城郭論、郷士・豪農層の由緒の創造の背景、織豊政権の統一戦争による領主観の変化などを論じ、遺跡保存運動にも触れる。 |
著者紹介 |
1958年愛媛県生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。学術博士。三重大学教育学部教授。同大学大学院地域イノベーション学研究科教授。著書に「秀吉と海賊大名」など。 |
目次タイトル |
序章 戦争と城 |
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第一節 変貌する戦争-鉄炮から大砲へ 第二節 変質する城郭-要塞から政庁へ |
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第一部 失われた城郭 |
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第一章 戦国・織豊期城郭論 |
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第一節 波多野氏在城期 第二節 織豊大名在城期 第三節 結語-八上城から篠山城へ |
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補論 遺跡保存と文化財行政 |
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第一節 遺跡保存運動の端緒 第二節 遺跡保存をめざして |
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第二章 織豊期の北畠氏 |
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第一節 織田大名北畠氏 第二節 南伊勢の小牧・長久手の戦い |
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補論 消滅寸前の重要遺跡 |
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第一節 シンポジウムの開催 第二節 報告書の刊行 |
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第二部 由緒の効用 |
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第三章 「木造城下図」の世界 |
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第一節 戦国・織豊期の木造氏 第二節 絵図の特徴 第三節 絵図の構成 第四節 制作時期 |
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第四章 「神君伊賀越え」再考 |
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第一節 史料にみる伊賀越え 第二節 伊賀者考 |
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第五章 城主由緒の創造 |
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第一節 石川氏重臣藤田氏 第二節 宇摩郡藤田氏系図の検討 |
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補論 豪農層の文書管理 |
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第一節 別置された中世売券群 第二節 コレクション群 |
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第三部 統一戦争の惨禍 |
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第六章 織豊期大名軍制と交戦権 |
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第一節 軍事力集中と軍制 第二節 天下統一戦と大名軍制 |
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第七章 近世初頭の戦争と炮術師 |
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第一節 倭寇が運んだ鉄炮 第二節 鉄炮隊の自立 第三節 炮術師の活躍-大砲戦の時代へ |
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第八章 「天正の陣」後の伊予国衆 |
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第一節 史料紹介 第二節 敗軍・仕官・帰郷 |
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終章 天下分け目の戦い |
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第一節 近世国家の成立 第二節 「惣無事」の終焉 |
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むすび |
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一 「地方人」としてのスタンス 二 遺跡保存運動と学会・研究者 三 地域社会の流動化 四 「植民国家」から藩国家へ |