タイトルコード |
1000100513016 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
春画論 |
書名ヨミ |
シュンガロン |
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性表象の文化学 |
叢書名 |
新典社研究叢書
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叢書番号 |
294 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
鈴木 堅弘/著
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著者名ヨミ |
スズキ ケンコウ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
新典社
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出版年月 |
2017.5 |
本体価格 |
¥17600 |
ISBN |
978-4-7879-4294-4 |
ISBN |
4-7879-4294-4 |
数量 |
606p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
721.8
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件名 |
春画
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注記 |
文献:p561〜580 |
内容紹介 |
古代から連綿と続く性交・性器をめぐる人類学・宗教学的イメージが、江戸・明治時代という歴史空間を介して、どのように春画の性表象へと結実していったかを考察する。 |
著者紹介 |
1977年愛知県生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻(国際日本文化研究センター)修了。京都精華大学人文学部非常勤講師。著書に「とんでも春画」など。 |
目次タイトル |
<序章>春画 |
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一 レンマと春画 二 時間と空間の織物 三 性表象のアナクロニズム |
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<第一章>江戸の性器信仰と春画の往還 |
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一 風土と春画 二 春画と崇められる張形 三 春画に描かれた性器信仰 四 江戸の民間信仰と性表象 五 春画と護符・絵馬・土人形 六 残存するイメージと春画 |
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<第二章>蹄斎北馬《相愛の図屛風》と礼楽思想 |
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一 大名の情愛、その記憶としての春画 二 《相愛の図屛風》と平戸「偕楽園」 三 大名サロンと礼楽思想 四 「楽」の思想と春画 五 春画、あるいは儒学思想の断面 |
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<第三章>春画・舌耕芸・咄の会 |
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一 「場」と春画 二 近世前期の舌耕文化と春画 三 「咄の会」と春画 四 「連」の集合性が生む春画 五 都市空間の集合的機能と春画 |
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<第四章>近世怪異譚と春画 |
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一 怪談と春画 二 春画と江戸の考証学 三 妖怪春画と落語会 |
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<第五章>春画と挿絵 |
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一 「写し」の効用と春画 二 浮世絵春画の「写し」について 三 春画と浮世草子 四 春画と浮世絵 五 引用の織物としての春画 |
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<第六章>春画と衣裳 |
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一 袖と恋文 二 春画と風流 三 春画の衣裳と「雛形本」 四 春画の衣裳とモード 五 春画の模様見立て 六 春画の衣裳表現と多元的意味 |
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<第七章>海女にからみつく蛸の系譜と寓意 |
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一 はじめに 二 蛸と海女が描かれた図像 三 <世界>としての「海女の珠取り」説話 四 人を取る蛸 五 蛇が蛸になる咄 六 おわりに |
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<第八章>縛られる女の諸層 |
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一 春画と記号、あるいは時間の結晶体 二 女人罪障思想と倒懸 三 庶民教化と後妻打ち 四 浅草寺開帳・見世物と姥ケ池伝承 五 明治芝居と緊縛の流行 六 春画、あるいはイメージの星座 |
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<第九章>制度としての美術と春画 |
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一 はじめに 二 美術の制度化と「猥褻」の発見 三 明治春画と背景表現の喪失 四 おわりに |
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<終章>春画の<見えるもの>・<読めるもの> |
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一 春画の<見えるもの>への偏向 二 遡行する春画の研究史 三 美術の檻からの奪還、あるいは春画の星々を見上げて |