タイトルコード |
1000100684231 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
鉄道員と身体 |
書名ヨミ |
テツドウイン ト シンタイ |
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帝国の労働衛生 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
林 采成/著
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著者名ヨミ |
リン サイセイ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2019.1 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-8140-0184-2 |
ISBN |
4-8140-0184-2 |
数量 |
369p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
686.36
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件名 |
鉄道職員
労働衛生-歴史
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注記 |
文献:p346〜358 |
内容紹介 |
帝国日本拡張の先端産業・鉄道。日本国鉄を中心に、鉄道労働衛生の実態と衛生政策について検討するとともに、植民地鉄道において展開された衛生政策を比較の視点に基づいて分析し、植民地期日本に生きた人々の労働実態に迫る。 |
著者紹介 |
1969年ソウル生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。立教大学経済学部教授。著書に「戦時経済と鉄道運営」「華北交通の日中戦争史」がある。 |
目次タイトル |
序章 帝国日本下の鉄道労働衛生分析 |
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第1節 鉄道員の労働衛生に顕著に見える,帝国日本と戦時経済の特質-本書の課題 第2節 看過されてきた,労働力の保持体としての鉄道員の労働衛生-既存研究の問題点 第3節 「捻れた近代化」と,その戦前-戦後の連続性・断絶性を労働衛生史に見る-本書の分析視角 第4節 本書の構成 |
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第Ⅰ部 日本国鉄と労働衛生 |
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第1章 鉄道員と身体<1907-1936> |
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第1節 労働衛生の成立と第一次世界大戦のショック 第2節 労働衛生制度の拡充と職員の健康・疾病 |
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第2章 戦争と労働衛生<1937-1945> |
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第1節 人的構成の変化と健康の悪化 第2節 生活安定対策と戦時医療の拡充 |
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第3章 鉄道員と結核 |
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第1節 国鉄労働者と疾病 第2節 国鉄職員の結核 第3節 結核への対策 |
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第4章 国鉄と医師 |
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第1節 直営医療機関の歴史的文脈 第2節 鉄道医,彼らは誰なのか 第3節 日本鉄道医協会と学知の追求 |
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第Ⅱ部 植民地鉄道と労働衛生 |
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第5章 「南国」台湾における鉄道員と労働衛生 |
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第1節 台湾国鉄の植民地雇用構造 第2節 鉄道労働者の罹患と死亡 第3節 衛生管理対策としての共済組合と鉄道医療機関 |
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第6章 「半島」朝鮮における鉄道員の健康と疾病 |
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第1節 鉄道業の展開と植民地雇用構造 第2節 死亡率および罹病率の民族別・系統別実態-謎と逆説 第3節 労働衛生対策-誰のための病院と共済組合? |
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第7章 「大陸」中国における鉄道員の健康と衛生 |
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第1節 満鉄の事業展開と雇用構造 第2節 鉄道員の健康と疾病 第3節 労働衛生管理の展開 補論 華北交通の労働衛生 |
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終章 帝国日本下での「健康のパラドックス」 |
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第1節 労働職場と疾病 第2節 内外からのショックと鉄道当局の対応 第3節 植民地雇用構造と対応策 第4節 総力戦下の鉄道員と労働衛生管理 第5節 産業医学,植民地医学研究としての鉄道医研究 第6節 近代化の経験と戦後の労働衛生管理 |