タイトルコード |
1000100705579 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
モダンムーヴメントのD・H・ロレンス |
書名ヨミ |
モダン ムーヴメント ノ ディー エイチ ロレンス |
|
デザインの20世紀|帝国空間|共有するアート |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
木下 誠/著
|
著者名ヨミ |
キノシタ マコト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
小鳥遊書房
|
出版年月 |
2019.3 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-909812-09-4 |
ISBN |
4-909812-09-4 |
数量 |
390p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
930.278
|
件名 |
モダニズム
|
個人件名 |
Lawrence David Herbert |
注記 |
文献:p355〜372 |
内容紹介 |
モリスからロレンス、ベッチマンと建築史・美術史家ペヴスナーへと至るアート/インダストリーのデザイン論。従来のロレンス研究とモダニズム文学研究では触知できなかった繫がりを「モダンムーヴメント」を鍵語に解き明かす。 |
著者紹介 |
筑波大学大学院博士課程単位取得退学。成城大学文芸学部准教授(現代イギリス文学・文化)。博士(文学)。共編書に「ポスト・ヘリテージ映画」「愛と戦いのイギリス文化史」など。 |
目次タイトル |
序章 「変化をもたらす社会的エイジェンシー」のモダンムーヴメント |
|
一 はじめに 二 越境・帰郷するロレンス 三 レイモンド・ウィリアムズのロレンス評価 四 ウィリアム・モリスから始まるモダンムーヴメント 五 デザインの二〇世紀に向けて 六 本書の構成 |
|
第Ⅰ部 <アート/インダストリー>のモダンムーヴメント |
|
第一章 インダストリアル・アートとしての絵画 |
|
一 はじめに 二 室内装飾品としての絵画と私有財産 三 『建築評論』、編集主幹ヘイスティングズ、クラフツマンシップ 四 アートとインダストリーのモダンムーヴメント 五 共有するアートのモダンムーヴメント 六 おわりに |
|
第二章 「美の本能」を共有するモダンデザイン |
|
一 はじめに 二 レッセフェール批判とデザイン 三 スウェーデンのモダニズムを導入する 四 レッセフェールの終わりか、「いなかのイングランド」の終わりか 五 「美の本能」を共有する 六 「あたらしいイングランド」という地上のデザイン 七 おわりに |
|
第三章 モダニスト・ベッチマンの<アート/インダストリー> |
|
一 はじめに 二 「スラウ」における郊外の「まがいもの」 三 「まがいもの」の反モダンデザイン 四 ベネット、ウェルズ、ショーによるハロッズの広告 五 『建築評論』のハロッズ批判 六 エッセイ「村の消滅」と国内ツーリズムの「人類学的転回」 七 「メトロポリスの郊外」の「醜悪さ」に抗って 八 おわりに |
|
第Ⅱ部 帝国空間と越境のモダンムーヴメント |
|
第四章 『セント・モア』とトランスアトランティックな越境 |
|
一 はじめに 二 帝国のイギリス化、イギリスのなかの帝国 三 社会ダーウィニズムと『セント・モア』 四 優生学と人種退化 五 「寄生体」、退化、帝国と階級 六 「寄生体」の修辞的書き換え 七 おわりに |
|
第五章 ハバナに降り注ぐ緑の紙幣 |
|
一 はじめに 二 ルイジアナのフレンチ・コネクション 三 ハバナに降り注ぐ緑の紙幣 四 拡張する帝国アメリカのランドスケイプ 五 ケルトとアングロサクソニズム 六 アメリカ優生学、人種混淆、セクシュアリティ 七 人種的純血、ネイティヴィズム、「野生の霊」 八 観光キャンペーン「まずはアメリカを観よう」のアメリカ南西部 九 おわりに |
|
第Ⅲ部 デザインの20世紀に向けたモダンムーヴメント |
|
第六章 「キボ・キフトする」ロレンスの中世主義モダニズム |
|
一 はじめに 二 一九二〇年代の「イングランドの状況」小説 三 「共通の困難」という「わたしたちの時代」の始まり 四 『チャタレー夫人の恋人』から『ニュー・エイジ』へ 五 中世主義モダニスト、フランク・ピック 六 『ニュー・エイジ』のギルド社会主義から社会信用論へ 七 「緋色のズボン」を履くキボ・キフト同胞団の社会信用論 八 おわりに |
|
第七章 ピクチャレスクな都会のイングランド |
|
一 はじめに 二 冷戦構造下の「芸術の地理学」 三 ピクチャレスクのリベラル・イデオロギー 四 モリスの遺産を継承するモダンムーヴメントのペヴスナー 五 ぺヴスナーとペンギン・ブックス 六 二〇世紀ピクチャレスクのタウンスケイプ 七 おわりに |
|
終章 越境するモダンムーヴメント |