タイトルコード |
1000101028604 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
子ども福祉施設と教育思想の社会史 |
書名ヨミ |
コドモ フクシ シセツ ト キョウイク シソウ ノ シャカイシ |
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石井十次から冨田象吉、高田慎吾へ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
稲井 智義/著
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著者名ヨミ |
イナイ トモヨシ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2022.11 |
本体価格 |
¥5500 |
ISBN |
978-4-326-25166-7 |
ISBN |
4-326-25166-7 |
数量 |
9,255,5p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
369.4
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件名 |
児童福祉-歴史
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個人件名 |
石井 十次 |
注記 |
文献:p225〜247 |
内容紹介 |
近代日本において、子ども福祉施設と研究の開拓に尽力した3人の民間事業家の系譜を辿る。その教育思想と実践の意義をアリエス以後の社会史研究の観点から明らかにする。 |
目次タイトル |
序章 子ども福祉施設指導者の教育思想 |
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第一節 問題の所在 第二節 教育思想の社会史-分析視角 第三節 先行研究の検討-子ども福祉施設と教育の歴史研究 第四節 本書の構成 |
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第一章 石井十次の家族観と岡山孤児院での養育 |
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はじめに 第一節 前期石井の家族観と孤児院における家族代わりの養育 第二節 後期石井の家族観と孤児院における家庭代わりの養育 第三節 孤児院から大阪事業への移行 おわりに |
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第二章 石井十次の国民教育思想と岡山孤児院での教育 |
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はじめに 第一節 孤児院における初等教育とキリスト教教育の展開 第二節 孤児院での祝賀会から附属小学校での祝賀式への移行 第三節 天長節と紀元節における行事内容と子どもたちの反応 おわりに |
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補論一 石井十次の憲法構想と茶臼原移転 |
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第三章 冨田象吉の育児事業論と救済事業研究会 |
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はじめに 第一節 二葉幼稚園と岡山孤児院をつなぐ人脈 第二節 二葉幼稚園が用いた「孤児院」の意味-親近感と共通した保育時間 第三節 冨田の育児事業論と救済事業研究会-「家庭制度」の孤児院から保育所へ おわりに |
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第四章 冨田象吉の社会政策論と愛染橋夜間小学校の活動 |
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はじめに 第一節 冨田による大阪市教育政策批判と愛染橋夜学校の活動 第二節 冨田による社会政策批判と愛染尋常小学校の盛衰 第三節 愛染橋夜間小学校における不就学と経済的・文化的要因 おわりに |
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第五章 冨田象吉の子ども救護論と戦間期における保育所法令化論争 |
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はじめに 第一節 児童保護法令から託児所法令をめぐる議論へ 第二節 世界恐慌後の託児所令制定要望運動の地域差 第三節 託児所令制定要望運動に対する冨田の立場と子ども救護論 おわりに |
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第六章 高田慎吾の子ども問題研究と大原社会問題研究所 |
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はじめに 第一節 高田の子ども問題研究の始まり-初発の関心とアメリカ北部視察報告 第二節 第一次世界大戦以後の高田の子ども保護論-母親扶助法と保育所をめぐって 第三節 欧米視察後の高田による子ども救護の「社会化」論-児童養育費と託児所 おわりに |
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補論二 子ども福祉施設とアナーキズムの接点 |
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終章 教育と福祉のとらえ直し |
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第一節 子ども福祉施設と教育思想の展開-本書のまとめ 第二節 教育と福祉のとらえ直し-本書の意義と今後の課題 |