タイトルコード |
1000101207695 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
ジョージ・エリオットのリアリズムと道徳観 |
書名ヨミ |
ジョージ エリオット ノ リアリズム ト ドウトクカン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
石井 昌子/著
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著者名ヨミ |
イシイ マサコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
彩流社
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出版年月 |
2024.12 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7791-3016-8 |
ISBN |
4-7791-3016-8 |
数量 |
312p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
930.268
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個人件名 |
Eliot George |
注記 |
文献:p299〜311 |
内容紹介 |
19世紀イギリスのリアリズム小説家、ジョージ・エリオット。「アダム・ビード」「ミドルマーチ」等の作品を取り上げ、初期から後期にかけての作家の道徳観の成熟と共に、リアリズムが進展してゆく過程を検証する。 |
著者紹介 |
京都大学大学院文学研究科博士後期課程(文献文化学専攻)、神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程(文化相関専攻)修了。博士(学術)。同志社大学嘱託講師、京都教育大学非常勤講師。 |
目次タイトル |
序章 |
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(1)本書の目的と方法 (2)エリオットの道徳観とリアリズムの関係についての先行研究と本書の意義 (3)本書の構成 |
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第一章 エリオットの小説のリアリズム |
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(1)小説の起源と「形式的リアリズム」 (2)リアリズムと写実 (3)十九世紀イギリスのリアリズム小説の特色 (4)エリオットの小説とポスト構造主義批評 |
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第二章 エリオットの道徳観とシンパシーとリアリズム |
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(1)エリオットの道徳観とシンパシー (2)シンパシーの一般的概念 (3)「ジャネットの悔悟」に見る比喩表現によるシンパシーの描き方 |
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第三章 語り手の心の鏡に映らないヘティ |
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(1)ホール・ファーム時代のヘティの心理描写 (2)放浪中のヘティの心理描写 (3)法廷と監獄でのヘティの心理描写 |
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第四章 洪水の結末とシンパセティックなトム |
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(1)洪水の場面における事件の蓋然性の低さ (2)トムの性格描写に現れたリアリズムの進展-シンパセティックなトム (3)トムの変貌、弱者トムの不在とリアリズム |
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第五章 シンパシーとシンパシーの欠如の交差 |
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(1)中期小説におけるリアリズムの後退と進展 (2)『ミドルマーチ』のリアリズムに関する先行研究と本章の立場 (3)カゾボンの道徳的堕落 (4)ロザモンドの夫リドゲイトの幸福への貢献 |
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第六章 『ダニエル・デロンダ』におけるモダニズム的手法の採用 |
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(1)語りの視点と手法 (2)グランドコートの性格-徹底的にシンパシーに欠ける人物の登場 (3)フェッチとグウェンドレンに対する虐待の場面の描写 (4)グランドコートの溺死の場面の描写 |
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終章 |