タイトルコード |
1000101250175 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「滅び」と生きる |
書名ヨミ |
ホロビ ト イキル |
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宮崎県椎葉村における種間関係の動態 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
合原 織部/著
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著者名ヨミ |
ゴウハラ オリベ |
出版地 |
京都 |
出版者 |
京都大学学術出版会
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出版年月 |
2025.5 |
本体価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-8140-0591-8 |
ISBN |
4-8140-0591-8 |
数量 |
272p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
384.35
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件名 |
山村
椎葉村(宮崎県)
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注記 |
文献:p260〜268 |
内容紹介 |
環境破壊が進むなかで、山村ではどのような種の関わり合いが生じているのか、人々はいかに生業や被害対策を実践しているのか。種の交渉をミクロに見つめ、不安定な世界を生き抜く知恵と技をつむぐ。 |
著者紹介 |
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(文化人類学)。法政大学人間環境学部講師。 |
目次タイトル |
序 |
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1 山村の変容を捉える視座 2 「荒廃した土地」に生成する複数種の交渉 3 本論の内容と構成 4 調査・調査地の概要 5 登場人物について |
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第Ⅰ部 変わりゆく山村,生業,人々と土地の関係性 |
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第1章 椎葉村の生活世界 |
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1 社会構成 2 複合的生業 3 社会変容と生業の変化 |
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第2章 「先祖の田」の生成 |
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1 「限界集落」における稲作 2 国家による椎葉村の田の開拓 3 小括 |
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第Ⅱ部 獣害:野生動物と人々との関わり合いの諸相 |
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第3章 「害獣」を仕留め山の神に捧げる |
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1 はじめに 2 椎葉村における有害鳥獣捕獲の位置づけ 3 イノシシとシカを対象とした有害鳥獣捕獲 4 狩猟にまつわる言葉や名称 5 イノシシ・シカに対する認識と狩猟儀礼 6 小括 |
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第4章 猿害から生成される「サルの祟り」の多層性 |
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1 はじめに 2 猿害の状況 3 猿害対策 4 サルの祟り 5 「サルの祟り」の重層的構成 |
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第5章 大型囲いワナが椎葉村に設置されるとき |
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1 はじめに 2 国や県によるサルの個体群管理と椎葉村におけるサルの捕獲 3 研究機関による大型囲いワナの開発 4 大型囲いワナの設置と利用 5 大型囲いワナが椎葉村に設置されるとき |
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第Ⅲ部 家畜化 |
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第6章 猟犬の「変身」 |
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1 はじめに 2 里における猟犬の飼育 3 狩猟における猟師と猟犬 4 「家畜」「パートナー」「神」となる猟犬 |
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第7章 養蜂をめぐるハイブリッド・コミュニティの生成 |
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1 はじめに 2 「群れ」を単位とするミツバチ,その生態と感覚器官 3 養蜂を通じた複数種間の交渉 4 道具がミツバチと養蜂家の関係にもたらす影響 5 養蜂をめぐるハイブリッド・コミュニティの生成・消滅 |
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第8章 ニホンミツバチの減少と養蜂の変容 |
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1 地域の生態系の変容,蜜源植物の減少 2 ハチミツの商品化に伴う養蜂の変化 3 ミツバチの感染症や寄生虫の増加 4 養蜂をめぐる複数種の関係の動態 |
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第Ⅳ部 シカ肉の商品化 |
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第9章 シカ肉のジビエ利用をめぐる考察 |
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1 はじめに 2 シカの食性・生態の変化と,シカ肉の商品化計画 3 シカ肉の生産過程(捕獲・搬入・解体・加工) 4 なぜ椎葉村では食肉処理施設が建設されないのか |
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第10章 考察と結論 |