タイトルコード |
1000100987076 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世都市<江戸>の水害 |
書名ヨミ |
キンセイ トシ エド ノ スイガイ |
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災害史から環境史へ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
渡辺 浩一/著
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著者名ヨミ |
ワタナベ コウイチ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2022.6 |
本体価格 |
¥3600 |
ISBN |
978-4-642-04349-6 |
ISBN |
4-642-04349-6 |
数量 |
5,232p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
213.61
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件名 |
東京都-歴史
風水害-歴史
水害予防-歴史
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内容紹介 |
繰り返される災害に、幕府や都市住民はどのように対応し、災害後にどのような中長期的都市政策を行ったのかを分析。さらに、人為的自然環境としての川と山と都市の相互関係を分析し、都市の水害を水系のなかで捉える。 |
著者紹介 |
1959年東京都生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程中退。人間文化研究機構国文学研究資料館・総合研究大学院大学文化科学研究科教授。博士(文学)。著書に「江戸水没」など。 |
目次タイトル |
序章 災害史から |
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はじめに 一 大きな研究動向の一部 二 先駆的業績 三 阪神・淡路大震災と歴史研究 四 東日本大震災以後 五 課題の提出 六 本書の構成 七 江戸の災害史概説 |
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Ⅰ 災害対応 |
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1章 災害対応と文書行政 |
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はじめに 一 自然改造と被災状況 二 情報収集と政権の状態 三 被災者対応 おわりに |
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2章 水害記録と対策マニュアルの形成 |
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はじめに 一 江戸の寛保二年大水害と水害記録の成立 二 両国橋に限定した対策マニュアルの策定 三 天明六年大水害における先例の利用 四 総合的水害対処マニュアルの策定 おわりに |
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3章 江戸水害における住民の避難行動 |
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はじめに 一 優先避難者としての女性と子ども 二 弘化三年江戸水害の避難者名簿 三 避難者の分析 おわりに |
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Ⅱ 中長期的災害対策 |
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1章 災害復興をめぐる近世都市政策と地域社会 |
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はじめに 一 自然現象と災害 二 被災以前の洲崎 三 堤防修復願いのゆくえ 四 クリアランスの実態 五 明地管理と堤防の修復 おわりに |
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2章 江戸の天明期連続複合災害 |
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はじめに 一 天明期連続複合災害の概要 二 幕府の災害対応 三 寛政改革 四 民間の社会関係と災害 おわりに |
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Ⅲ 人為的自然環境と災害 |
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1章 江戸水害と都市インフラ |
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はじめに 一 寛保二年大水害の教訓 二 明和八年の三俣中洲造成 三 天明四・五年における三俣中洲周辺の水路管理 四 天明六年大水害と撤去計画の頓挫 五 減災対策としての三俣富永町撤去 おわりに |
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2章 水系と災害 |
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はじめに 一 江戸を防衛する堤防 二 神田・玉川上水と水害 おわりに |
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終章 <連関>の環境史へ |
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一 本書の成果 二 災害も含めた<連関>の環境史研究へ |