タイトルコード |
1000100968441 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
民主主義を数理で擁護する |
書名ヨミ |
ミンシュ シュギ オ スウリ デ ヨウゴ スル |
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認識的デモクラシー論のモデル分析の方法 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
坂井 亮太/著
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著者名ヨミ |
サカイ リョウタ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
勁草書房
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出版年月 |
2022.3 |
本体価格 |
¥3700 |
ISBN |
978-4-326-30311-3 |
ISBN |
4-326-30311-3 |
数量 |
4,265p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
311.7
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件名 |
民主主義
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注記 |
文献:p243〜261 |
内容紹介 |
政治的争点をめぐる決定に際し、正しい選択を導きやすい参加者構成は何か。民主的決定が正しい選択を導くと論じる「認識的デモクラシー論」を数理モデル分析によって精緻化し、集合知が生じるメカニズムや条件を明らかにする。 |
著者紹介 |
1983年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(政治学)。中央学院大学法学部専任講師。専門は政治学、政治理論、公共政策学。 |
目次タイトル |
序章 話し合いには、誰が参加するべきか |
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1.数理分析でデモクラシーの最適な参加者構成を示す 2.本書において解答を試みる問題 3.リサーチ・クエスチョン 4.先行研究に照らした本書の位置づけ 5.本書の構成 |
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第一章 認識的デモクラシー論の概略 |
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1.認識的デモクラシー論 2.政治学研究における認識的デモクラシー論の位置づけ 3.認識的デモクラシー論に向けられた期待と懸念 4.認識的デモクラシー論の基本的特徴 5.争点 6.歴史的変遷 7.今日的理解 8.小括 |
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第二章 先行研究の検討と研究上の空白 |
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1.数理モデル間の複数性の活用 2.数理モデル内の複数性の活用 3.認知的多様性のある判断の集約 4.小括 |
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第三章 モデル分析の外的妥当性と多重モデルによる理想化 |
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1.認識的デモクラシー論における外的妥当性の問題 2.数理モデルの援用という論証構造がはらむ問題 3.数理モデル分析の外的妥当性の問題への取り組み 4.三つの解決策は外的妥当性の問題を解消できるか 5.複数モデルの活用を目指して 6.小括 |
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第四章 モデル分析の内的妥当性とロバストネス分析 |
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1.数理モデルの複数性と内的妥当性の緊張関係 2.なぜロバストネス分析か 3.ロバストネス分析の概要 4.ロバストネス分析の課題 5.小括 |
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第五章 システマティック・レビュー |
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1.システマティック・レビュー 2.パイロット・ケーススタディ:DTAモデル 3.研究デザイン 4.結果 5.結果の統合 6.ディスカッション 7.小括 |
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第六章 認知的多様性を多数決で生かすための処方 |
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1.ロバストネス分析の応用上の有用性 2.二つの決定手続の公理的特徴づけと規範的課題 3.熟議の文脈にとって望ましい決定手続 4.観点に応じたPBPと熟議の分業 5.小括 |
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第七章 考察 |
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1.提案手法の考察 2.提案手法の評価1:複数の数理モデルの活用 3.提案手法の評価2:多様性が生きる場面の解明 4.提案手法の評価3:ロバストネス分析を手がかりとした意思決定手続の改善 5.認識的デモクラシー論への貢献 6.限定性 7.今後の研究課題 |
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終章 得られた知見とその意義 |
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1.本書が目指したもの 2.分析結果から得られた知見 3.話し合いには誰が参加するべきか 4.公共政策への示唆:熟議、ミニ・パブリックス 5.政治理論への示唆:開かれたデモクラシー |