タイトルコード |
1000101092486 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
スターリンの極東戦略1941-1950 |
書名ヨミ |
スターリン ノ キョクトウ センリャク センキュウヒャクヨンジュウイチ センキュウヒャクゴジュウ |
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インテリジェンスと安全保障認識 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
河西 陽平/著
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著者名ヨミ |
カワニシ ヨウヘイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
慶應義塾大学出版会
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出版年月 |
2023.8 |
本体価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-7664-2911-4 |
ISBN |
4-7664-2911-4 |
数量 |
5,314,19p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.3802
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件名 |
ロシア-対外関係-アジア(東部)-歴史
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個人件名 |
Stalin Iosif Vissarionovich |
注記 |
文献:巻末p6〜19 |
内容紹介 |
スターリン率いるソ連は、極東情勢の変容をどのように認識していたのか? 独ソ戦開戦時から冷戦開始後、朝鮮戦争とのかかわりまでを、ゾルゲたち諜報員によるインテリジェンスの役割を含め、豊富な一次史料から読み解く。 |
著者紹介 |
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。外務省国際情報統括官組織専門分析員などを経て、公益財団法人中曽根康弘世界平和研究所研究助手。 |
目次タイトル |
序章 スターリンと「東方」の脅威 |
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一 スターリンは単なる領土拡張主義者だったのか 二 ソ連の極東における脅威と安全保障の構想 三 本書の意義 四 日ソ対立関係の前史 |
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第一章 独ソ開戦とソ連の対日情勢認識 |
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はじめに-ソ連の対日情報活動とはいかなるものであったか 一 松岡外相の策動 二 ソ連側の動向と、得た情報 三 御前会議と「南北両準備陣」構想 四 「関東軍特種演習」の実態 五 「関特演」とソ連 おわりに |
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第二章 ソ連の対日軍事戦略と諜報 |
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はじめに-ゾルゲたちは何を知り、何を伝えたのか 一 対日情報の発信源とその評価 二 極東におけるソ連の対日軍事戦略の決定 おわりに |
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第三章 ソ連の対日情勢認識と戦争準備 |
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はじめに-ソ連の対日戦準備の本格化 一 対ソ戦をめぐる日独間の意見の相違 二 関東軍の実情 三 ソ連側外交当局者の認識 四 ソ連側の対応-対日戦準備の促進 五 ソ連側の対日情勢認識と戦争準備の実相 おわりに |
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第四章 中ソ条約締結交渉の再検討と極東におけるソ連の安全保障 |
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はじめに-スターリン独自の安全保障構想 一 ロシア側史料に見る中ソ友好同盟条約の交渉過程 二 日本降伏後の極東における権益をめぐるソ連・国民政府間の衝突 おわりに |
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第五章 スターリンの地政学的関心と朝鮮半島 |
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はじめに-朝鮮半島の戦略的価値 一 ソ連の対日戦と朝鮮半島における軍事行動 二 「極東」における朝鮮半島の優先順位 おわりに |
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第六章 スターリン・毛沢東と東アジアにおける革命運動の「責任範囲」 |
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はじめに-革命の分業における曖昧さ 一 中ソ両国の朝鮮半島に対する関心 二 中ソ両国の台湾に対する関心 三 南部国境平定問題とホー・チ・ミンの訪ソ 四 朝鮮半島-どちらの「責任範囲」となるのか おわりに |
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第七章 朝鮮戦争開戦要因としての中ソ友好同盟相互援助条約 |
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はじめに-スターリンの認識した「国際情勢の変化」とは何か 一 中ソ友好同盟条約と極東におけるソ連の権益 二 中華人民共和国建国以前の中共・ソ連交渉 三 毛沢東のモスクワ訪問と新条約締結交渉 四 アチソン演説と中ソ指導者の反応 五 条約交渉の最終局面 六 スターリン、毛沢東を戦争に導く-軍事協力に関する議論 おわりに |
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第八章 開戦への道のり |
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一 開戦のタイミング-台湾か、朝鮮か 二 「先制打撃作戦計画」とソ連軍事顧問 三 開戦とスターリン |
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終章 クレムリン随一の現実主義者? |