タイトルコード |
1000100563100 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世日本政治史と朝廷 |
書名ヨミ |
キンセイ ニホン セイジシ ト チョウテイ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
山口 和夫/著
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著者名ヨミ |
ヤマグチ カズオ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2017.11 |
本体価格 |
¥9500 |
ISBN |
978-4-642-03480-7 |
ISBN |
4-642-03480-7 |
数量 |
8,416,10p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
210.5
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件名 |
日本-歴史-近世
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内容紹介 |
戦国期に衰退した朝廷は、どのようにして近世を迎えたのか。院(上皇)をめぐる諸問題、朝幕体制が解体してゆく契機などを時代をおって追究。天皇・朝廷の存在と機能に視点をあて、近世日本の政治史を解明する。 |
著者紹介 |
1963年東京都生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程中退。東京大学史料編纂所准教授。 |
目次タイトル |
序章 近世日本政治史と天皇・院・朝廷 |
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一 本書の主題 二 研究史 三 本書の論点と構成 |
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第一部 公儀権力成立と朝廷の近世化 |
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第一章 統一政権成立と朝廷の近世化 |
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はじめに 一 豊臣政権成立の前提 二 豊臣政権と朝廷 三 朝廷の機能と要員 おわりに |
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第二章 近世初期武家官位の展開と特質 |
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はじめに 一 豊臣政権から江戸幕府へ 二 将軍家による再編 三 江戸城中儀礼の整備 四 近世化の終着 おわりに |
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第三章 将軍権力と大名の元服・改名・官位叙任 |
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はじめに 一 上杉定勝の元服・叙任 二 蜂須賀忠英の元服・叙任 三 池田光政の改名・叙任 おわりに |
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第四章 徳川秀忠・家光発給の官途状・一字書出について |
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はじめに 一 秀忠将軍襲職前の一字書出発給 二 将軍秀忠の官途状・一字書出発給 三 秀忠大御所時代の官途状・一字書出発給 おわりに |
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第五章 寛永期のキリシタン禁制と朝廷・幕府 |
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はじめに 一 寛永十一年の詮議 二 寛永十二年の全国禁令 三 寛永十二年京都での詮議 おわりに |
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第二部 近世朝廷の成長と変容 |
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第一章 生前譲位と近世院参衆の形成 |
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一 研究史と本章の課題 二 後陽成院の院参衆 三 後水尾院の院参衆 四 仙洞御所における朝幕間の文書授受 五 朝廷・幕府の機構・文書制度の改編 |
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第二章 天皇・院と公家集団 |
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はじめに 一 番衆の拡充と編成 二 霊元天皇(院)の政務と近臣・院参衆 三 堂上諸家の階層分解 おわりに |
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第三章 霊元院政について |
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一 本章の課題と視角 二 院政第二期の動向 三 院政支配と廷臣 四 朝廷の自律化志向と構造変化 |
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第四章 近世の朝廷・幕府体制と天皇・院・摂家 |
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はじめに 一 朝廷の近世化 二 後水尾院の歴史認識 三 左大臣近衛基煕の朝廷・幕府観と政治工作 四 霊元院後半生の意識と行動 五 一条兼香の天中柱皇神(霊元院)祭祀と朝廷運営・朝儀再興 おわりに |
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第三部 家職の体制と近世朝廷解体への契機 |
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第一章 近世の家職 |
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はじめに 一 公家家職の近世化 二 江戸時代の公家家職 おわりに 補論 公家家職と日記 |
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第二章 石清水八幡宮放生会の宣命使について |
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はじめに 一 石清水放生会と宣命使の概要 二 延宝七年放生会再興時の宣命使人選 三 以降の宣命使 四 宣命使参勤の意義と収益 おわりに |
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第三章 職人受領の近世的展開 |
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はじめに 一 明和三年の全国触と勅許受領の確立 二 三門跡の活動と永宣旨受領の確立 三 職人の受領志向をめぐって おわりに |
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第四章 神仏習合と近世天皇の祭祀 |
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一 本章の課題 二 近世天皇・朝廷の祭祀 三 近世の皇位継承と代替り儀礼の構成 四 即位灌頂 五 大嘗祭の再興 六 習合の喪失 七 本章の結びと近代以降の展望 |
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第五章 朝廷と公家社会 |
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一 はじめに 二 構成員と機能 三 十七世紀の成長と内部矛盾 四 十八世紀以降の変容 五 近世京都の公家町 六 おわりに |
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終章 天皇・院・朝廷の近世的展開と豊臣政権、江戸幕府 |