タイトルコード |
1000101156874 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
<声なき声>のジャーナリズム |
書名ヨミ |
コエ ナキ コエ ノ ジャーナリズム |
|
マイノリティの意見をいかに掬い上げるか |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
田中 瑛/著
|
著者名ヨミ |
タナカ アキラ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
慶應義塾大学出版会
|
出版年月 |
2024.5 |
本体価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-7664-2963-3 |
ISBN |
4-7664-2963-3 |
数量 |
281,4p |
大きさ |
20cm |
分類記号 |
070.14
|
件名 |
ジャーナリズム
|
内容紹介 |
現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずる。 |
著者紹介 |
東京大学大学院学際情報学府社会情報学コース博士課程修了。博士(社会情報学)。実践女子大学人間社会学部専任講師。 |
目次タイトル |
序論 「声なき声」をどのように活性化すべきか |
|
1 本書の論点-不可視化された「声なき声」をどのように活性化するのか 2 本書のアプローチ-生存戦略としての「真正性」 3 本書の構成 |
|
第1章 「声なき声」の活性化、「真正性」の政治 |
|
1 ジャーナリズムの役割を問いなおす 2 民主主義の課題としての「声なき声」 3 「真正性」という価値の浸潤 4 「真正性」を媒介とする「声なき声」の連帯へ |
|
第2章 「声なき声」と娯楽化する政治 |
|
1 反動的な実践に潜む「声なき声」を考える 2 「ネット右翼」が社会において占める位置 3 『虎ノ門ニュース』の批判的言説分析 4 日常生活から切断される「政治」 |
|
第3章 公共サービスメディアの葛藤 |
|
1 「声なき声」の活性化の拠点としての公共サービスメディア 2 福祉番組と公共性 3 相反するメッセージ性と「真正性」 4 公共サービスメディアの葛藤-普遍と個別、規範と「真正性」の架橋に向けて |
|
第4章 ポピュラー・ジャーナリズムとしてのリアリティTV? |
|
1 テレビ的なものと真正性 2 『クィア・アイ』にみる連帯の兆し 3 「裏側の物語」を通じた対話と「声なき声」の活性化 4 テレビ的なものの透明性、ジャーナリストの有名性 |
|
第5章 ジャーナリズムの境界線を引き直す |
|
1 ジャーナリズムの専門職的役割の変化? 2 「送り手-受け手」の相互主体を再検討する 3 「真正性」の政治における自己演技-ジャーナリストの直面するジレンマ 4 対話の場の共創としてのジャーナリズム |
|
第6章 「真正性」の政治を内側から攪乱する |
|
1 メディアに潜む権力を読み解く 2 メディアを取り巻く新自由主義的な権力構造 3 対話のための居場所をどのように蘇らせるか 4 メディア=場所を問題にしていくこと |
|
補論 対話のためのメディア・デザインに向けた試論 |
|
1 対話のためのメディア環境をDIYする-批判と創造の往還に向けて 2 メディアを用いたワークショップの意義 3 設計の背景-どのように呼びかけ、どのような場を作るのか 4 メディア・ワークショップの実施と省察-デジタル・ネイティヴの対話感覚の考察 5 「声なき声」の活性化の実践のネットワーク化に向けて |
|
結論 今後のメディア・ジャーナリズム研究に向けて |