タイトルコード |
1000100664846 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
吉野作造と上杉愼吉 |
書名ヨミ |
ヨシノ サクゾウ ト ウエスギ シンキチ |
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日独戦争から大正デモクラシーへ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
今野 元/著
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著者名ヨミ |
コンノ ハジメ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2018.11 |
本体価格 |
¥6300 |
ISBN |
978-4-8158-0926-3 |
ISBN |
4-8158-0926-3 |
数量 |
6,407,69p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
289.1
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個人件名 |
吉野 作造 |
注記 |
文献:巻末p10〜69 |
内容紹介 |
日本におけるドイツ政治論の第一世代に属する吉野作造と上杉愼吉。近代社会科学最大のライバルの共通基盤と真の分水嶺はどこにあったのか。単純な二元論的な対立構図では捉えきれない2人を多角的に比較する。 |
著者紹介 |
1973年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修了(博士(法学))。愛知県立大学外国語学部・大学院国際文化研究科教授。著書に「マックス・ヴェーバーとポーランド問題」など。 |
目次タイトル |
序章 大正デモクラシーとドイツ政治論の競演 |
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一 日本の比較対象としてのドイツ 二 吉野作造と上杉愼吉 三 先行研究の問題点 |
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第一章 明治日本のドイツ的近代化 |
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一 幕末維新期の「獨逸學」の勃興 二 日本政治への「獨逸學」の影響 |
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第二章 「獨逸學」との格闘一八九八-一九〇六年 |
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序 東京帝国大学法科大学 一 上杉愼吉の「獨逸學」への没頭 二 吉野作造の「獨逸學」への順応 |
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第三章 洋行一九〇六-一九一四年 |
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序 ドイツ留学 一 上杉愼吉のドイツ学界との格闘 二 吉野作造のドイツ学界の敬遠 |
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第四章 欧州大戦の論評一九一四-一九一八年 |
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序 日独戦争 一 吉野作造による対独正戦論の鼓吹 二 上杉愼吉の対独正戦論への懐疑と民本主義論争の勃発 |
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第五章 「大正グローバリゼーション」への対応一九一八-一九二六年 |
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序 アメリカかドイツか日本か 一 吉野作造のアメリカ礼讚とヴァイマール共和国擁護 二 上杉愼吉のヴァイマール共和国批判と日本主義の強化 |
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第六章 崩壊前の最期一九二六-一九三三年 |
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序 大正デモクラシーから総力戦体制へ 一 上杉愼吉の叶わぬ「大化の改新」の夢 二 吉野作造の「東洋モンロー主義」への帰着 |
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第七章 終わりなき闘争一九三三-二〇一八年 |
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序 二つの権威から一つの権威へ 一 吉野作造 二 上杉愼吉 |
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終章 二つの権威主義の相克 |
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一 世界の知的階層における日本の位置 二 西洋(西欧)派日本ナショナリズム 三 対西洋(西欧)自立のための日本回帰 |