タイトルコード |
1000101144808 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
<文化外交>の逆説をこえて |
書名ヨミ |
ブンカ ガイコウ ノ ギャクセツ オ コエテ |
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ドイツ対外文化政策の形成 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
川村 陶子/著
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著者名ヨミ |
カワムラ ヨウコ |
出版地 |
名古屋 |
出版者 |
名古屋大学出版会
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出版年月 |
2024.3 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-8158-1147-1 |
ISBN |
4-8158-1147-1 |
数量 |
6,465,79p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
319.34
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件名 |
ドイツ-対外関係-歴史
国際文化交流-歴史
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注記 |
文献:巻末p12〜42 |
内容紹介 |
文化交流への国家の関与という繊細な領域を分析する理論枠組みを示すと共に、冷戦期に発展したドイツの対外文化政策の先端的な取り組みに注目。戦後復興とナチの過去、東西競争や外国人問題を背景とする具体的実践を検証する。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。成蹊大学文学部国際文化学科教授、博士(学術)。平野健一郎賞(日本国際文化学会)受賞。 |
目次タイトル |
序章 <文化外交>とドイツの経験 |
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第Ⅰ部 <文化外交>へのアプローチ |
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第1章 国際文化関係運営行為としての<文化外交> |
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1 国際関係における文化 2 <文化外交>の分析枠組み 3 <文化外交>の歴史的展開 4 <文化外交>の逆説=困難/もめごと |
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第2章 ドイツの対外文化政策とその巨視的展開 |
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1 研究状況 2 今日の概要と特徴 3 伝統と歴史的発展 4 旧東ドイツの対外文化政策 |
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第Ⅱ部 ゆるい<文化外交>の公的原則形成 |
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第3章 冷戦下の対外文化政策 |
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1 「外交の第三の柱」へ 2 アデナウアー-エアハルト政権下の外務省 3 <文化外交>関係者の感覚変化 4 大連立政権期の外務省 |
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第4章 ダーレンドルフ改革とその挫折 |
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1 改革の概要 2 「まじめなとりくみ」が開いたパンドラの箱 3 同時代のインパクトと今日の評価 |
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第5章 連邦議会調査委員会による民主的裏づけ |
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1 調査委員会の概要 2 各議会期の作業と成果文書 3 対外文化政策をとりまく環境の変化 4 対外文化政策の形成発展における調査委員会の意義 |
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第6章 ハム=ブリュッヒャー政務次官の奮闘と新原則の定着 |
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1 新たなキーパーソン 2 『答申』の作成 3 「シンポジウム'80」 4 アウターサークルでの批判 5 『ポルトガル日記』問題 |
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第7章 公的原則策定の裏側 |
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1 国際関係と国内政治 2 新しい文化政策、文化の民主化 3 刷新と伝統 4 国境外の「ドイツ文化」 |
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第Ⅲ部 ゆるい<文化外交>の展開 |
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第8章 社民リベラル政権における実践と応用 |
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1 自由とパートナーシップの重視 2 「モデル文化会館」設立の試み 3 「第三世界」との文化的パートナーシップ模索 4 <文化外交>と「外国人問題」のリンク 5 四つの事例が示唆すること |
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第9章 一九八〇年代以降における対外文化政策の展開 |
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1 政権交代後の路線論争 2 国際文化関係運営の広がり 3 統一ドイツの対外文化政策 |
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終章 国際文化関係運営における「ゆるさ」のメリット |