タイトルコード |
1000101125351 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
AUDIT INQUIRY質問の理論と技術 |
書名ヨミ |
オーディット インクワイリー シツモン ノ リロン ト ギジュツ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
永見 尊/著
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著者名ヨミ |
ナガミ タカシ |
出版地 |
[東京] |
出版者 |
中央経済社
中央経済グループパブリッシング(発売)
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出版年月 |
2024.1 |
本体価格 |
¥4600 |
ISBN |
978-4-502-48051-5 |
ISBN |
4-502-48051-5 |
数量 |
9,282p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
336.97
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件名 |
会計監査
財務諸表
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注記 |
文献:p263〜273 |
内容紹介 |
公認会計士の監査技術の1つである「質問」(INQUIRY)について、その歴史的展開、立証構造、リスク、事例分析等を探究し、6つのフェーズから懐疑心を高めるための理論と技術を提示する。 |
著者紹介 |
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得。博士(商学)(同大学)。慶應義塾大学商学部教授。「条件付監査意見論」で日本監査研究学会監査研究奨励賞受賞。 |
目次タイトル |
序章 質問研究の問題意識,研究命題および論文構成 |
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1 本研究書が有する3つの問題意識 2 研究命題と論文構成 |
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第Ⅰ部 質問の理論的枠組みと制度分析 |
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第1章 財務諸表監査における質問の位置づけ |
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1 本章の研究命題 2 質問の目的およびその対象者 3 監査技術としての質問の位置づけ 4 口頭的証拠の信頼性 5 質問の定義と取り組むべき研究課題 |
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第2章 監査手続として拡張する「質問」の意義 |
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1 分析の視角 2 監査草創期 3 法定監査進展期 4 GAAS形成期 5 監査期待ギャップ基準発効期 6 21世紀の財務諸表監査 7 史的研究から明らかにされたこと |
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第3章 証拠法における供述証拠の評価 |
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1 問題意識 2 証拠法における供述証拠の位置づけ 3 供述の証明力の判断指標 4 財務諸表監査に対するインプリケーション |
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第4章 口頭的証拠の評価指標と監査要点の立証 |
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1 問題意識 2 財務諸表監査の領域における口頭的証拠の評価の議論 3 質問に対する口頭的証拠の評価指標 4 実証的手続における質問を用いた監査要点の立証構造 5 おわりに |
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第5章 追及型質問と反証の理論 |
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1 問題意識 2 追及型質問の意義 3 追及型質問による監査要点の反証プロセス 4 追及型質問の実施におけるテクニック 5 おわりに |
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第6章 不適切な監査実務をもたらす質問のリスク要因 |
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1 問題意識 2 監査人の技能と経験からもたらされるリスク 3 監査人の認知バイアスのリスク 4 おわりに |
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第7章 質問実施上の不備に関するPCAOB検査報告書の分析 |
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1 問題意識 2 データの範囲と分析の視点 3 質問の不備が指摘された監査手続の対象 4 質問の不備をもたらした原因の分析 5 質問と職業的懐疑心 |
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第8章 不適切な質問手続に関するAAERの分析 |
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1 問題意識 2 データの範囲と分析の視点 3 質問の不備が指摘された監査手続の対象 4 質問の不備をもたらした原因の分析 5 監査の失敗と職業的懐疑心 |
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第Ⅱ部 質問のフレームワークと職業的懐疑心 |
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第9章 質問の実施プロセスと職業的懐疑心 |
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1 問題意識 2 質問の実施プロセスの枠組み 3 職業的懐疑心が有する2つの側面 4 質問の各フェーズに適用される職業的懐疑心 5 おわりに |
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第10章 フェーズ1:思考のフレーミングに基づくアサーションの設定 |
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1 問題意識 2 確証バイアスの意義 3 思考のフレーミング 4 アサーションのフレーミング転換 5 おわりに |
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第11章 フェーズ2:質問の実施準備とメンタル・モデルの形成 |
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1 問題意識 2 質問にあたっての情報の収集 3 メンタル・モデルの形成 4 質問を実施するための計画の策定 5 おわりに |
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第12章 フェーズ3:多様な質問技術の活用 |
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1 はじめに 2 質問の実施における環境の構築 3 質問の展開 4 聴くこととノートをとること 5 おわりに |
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第13章 フェーズ4:回答者の言語および非言語のシグナルを読み解く |
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1 人が噓をつくこと 2 監査においてクライアントの虚偽の説明を見抜くことの意義 3 非言語コミュニケーションを読み解く 4 言語コミュニケーションを読み解く 5 噓のシグナルから口頭的証拠の虚偽を判断すること 6 おわりに |
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第14章 フェーズ5:口頭的証拠の評価と監査判断 |
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1 3つの種類の質問と監査判断 2 リスク評価手続としての質問のプロセスと監査判断 3 実証手続としての質問のプロセスと監査判断 4 おわりに |
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第15章 フェーズ6:反証情報と回答の不備に基づく協議 |
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1 口頭的証拠の反証と追及型質問 2 追及型質問による監査要点の反証プロセス 3 回答者の虚偽の説明と認知的負荷 4 追及型質問における戦略的証拠活用法の有効性 5 おわりに |
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終章 研究の総括と将来の課題 |