タイトルコード |
1000100777681 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
沖縄ディアスポラ・ネットワーク |
書名ヨミ |
オキナワ ディアスポラ ネットワーク |
|
グローバル化のなかで邂逅を果たすウチナーンチュ |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
藤浪 海/著
|
著者名ヨミ |
フジナミ カイ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
明石書店
|
出版年月 |
2020.1 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-7503-4957-2 |
ISBN |
4-7503-4957-2 |
数量 |
334p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
334.51
|
件名 |
移民・植民
沖縄県
|
注記 |
文献:p295〜324 |
内容紹介 |
沖縄という同じ出自をもちつつ異なる経路をたどってきた離散集団間のつながりの形成は、いかなる文脈においてうながされ、あるいは阻まれてきたか。ディアスポラ研究の視座からネットワーク形成を巡る問題と可能性を問い直す。 |
著者紹介 |
1989年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員PD。専攻は国際社会学、国際移民研究。 |
目次タイトル |
第1章 沖縄ディアスポラの視座から読み解く南米系移民 |
|
1.問題意識-グローバル化のなかで邂逅をはたすディアスポラの人々 2.先行研究 3.研究課題 4.分析枠組み 5.調査方法-1 歴史的過程への注目と2 マルチサイトな調査 6.本書の構成 |
|
第2章 「帝国・冷戦の時代」と沖縄からの離散 |
|
1.はじめに 2.「帝国の時代」:日本への強制的な編入と政策的に作り出される貧困 3.「冷戦の時代」:沖縄戦により荒廃する土地と押しつけられる米軍基地、そして本土復帰運動 4.小括 |
|
第3章 「帝国・冷戦の時代」と鶴見への沖縄系移民 |
|
1.はじめに 2.「帝国の時代」:本土移住の始まりと「沖縄的労働市場」の形成 3.「冷戦の時代」:本土県人会も巻き込んだ「本土送り出しシステム」の形成 4.小括 |
|
第4章 「冷戦の時代」と南米への沖縄系移民 |
|
1.はじめに 2.コロニア・オキナワの沖縄系コミュニティ-農業コミュニティとしての発展と転住の進展 3.ビラ・カロンの沖縄系コミュニティ-自営業コミュニティとしての発展と転住者の受入 4.小括 |
|
第5章 「グローバル化の時代」と鶴見への南米系移民 |
|
1.はじめに 2.コロニア・オキナワから鶴見への移民 3.ビラ・カロンから鶴見への移民 4.「フレキシブルな非熟練労働力」としての下請構造への編入 5.小括 |
|
第6章 就労におけるエスニック・ネットワーク |
|
1.はじめに 2.沖縄系電設業者からの独立と起業の進行 3.強い紐帯のもとでの労働市場安定化に向けた取り組み-アソシエーションの結成 4.南米系第二世代への継承 5.小括 |
|
第7章 生活・教育におけるエスニック・ネットワーク |
|
1.はじめに 2.「犠牲者」性がうながす/阻む日本人とのネットワーク 3.日本人の取り組みがうながす子どものエンパワメント-「沖縄へルーツを探る旅」 4.小括 |
|
第8章 ブラジル系コミュニティと男性稼ぎ主型ジェンダー分業 |
|
1.はじめに 2.女性の直面する困難と強い紐帯のもとでのエンパワメント活動 3.ブラジルへ帰還する男性たち 4.小括 |
|
第9章 植民地主義と新自由主義の間で |
|
1.はじめに 2.鶴見区側における取り組み-新自由主義下で観光資源化する「沖縄」 3.沖縄側における取り組み-植民地主義下での「世界のウチナーンチュ」政策 4.トランスナショナルな民族関係の再編 5.小括 |
|
おわりに |
|
1.本研究の結論 2.今後の課題 |