タイトルコード |
1000100787087 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近現代日本語の「誤用」と言語規範意識の研究 |
書名ヨミ |
キンゲンダイ ニホンゴ ノ ゴヨウ ト ゲンゴ キハン イシキ ノ ケンキュウ |
叢書名 |
ひつじ研究叢書
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叢書番号 |
言語編第165巻 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
新野 直哉/著
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著者名ヨミ |
ニイノ ナオヤ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
ひつじ書房
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出版年月 |
2020.2 |
本体価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-8234-1011-6 |
ISBN |
4-8234-1011-6 |
数量 |
14,288p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
810.26
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件名 |
日本語
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注記 |
文献:p275〜286 |
内容紹介 |
副詞「全然」や「気がおけない」など、新語・新用法の事例とそれをめぐる意識について論じ、昭和10〜20年代の重要な資料を紹介。近現代日本語の「誤用」および「気づかない意味変化」の実態と言語規範意識を明らかにする。 |
著者紹介 |
1961年生まれ。秋田県出身。東北大学大学院博士課程単位取得退学。国立国語研究所准教授。博士(文学)。 |
目次タイトル |
序章 「誤用」・言語規範意識について |
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1.はじめに 2.「誤用」について 3.言語規範意識について 4.おわりに |
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Ⅰ 副詞“全然”をめぐる言語規範意識について |
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第1章 言語規範意識記述を日本語史研究資料としてどう考えるか |
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1.はじめに 2.“全然”をめぐる言語規範意識 3.2人の日本語研究者の“全然”に関する昭和40年代の規範意識 4.昭和10年代の“全然”の使用実態 5.考察 6.おわりに |
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第2章 “全然”に関する国語学者浅野信の言語規範意識 |
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1.はじめに 2.浅野(1935)に見られる意識 3.浅野(1943a)に見られる意識 4.浅野(1971)に見られる意識 5.おわりに |
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第3章 『青い山脈』(昭和22年)の「全然同意ですな」について |
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1.はじめに 2.問題の場面 3.鈴木(1993)の示した二つの可能性について 4.「全然同意」について 5.「ですな」について 6.「宿題」へのひとまずの解答 7.単行本本文について 8.おわりに |
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第4章 平成期新聞記事に見られる“全然”に関する言語規範意識 |
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1.はじめに 2.先行研究 3.調査方法 4.調査結果の概観-『読売』 5.調査結果の概観-『朝日』 6.考察 7.おわりに 追記 今日の肯定を伴う“全然”の意味について |
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Ⅱ 現代日本語の「誤用」「気づかない意味変化」の事例について |
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第1章 慣用句“気がおけない”の「誤用」について |
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1.はじめに 2.先行研究 3.世論調査の結果 4.今日の実例調査の結果 5.「誤用」の意味 6.「誤用」の発生理由 7.世論調査と実例調査の結果のずれ 8.「誤用」の初例 9.今後の展望 10.おわりに |
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第2章 “世間ずれ”の「誤用」について |
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1.はじめに 2.“世間ずれ”の「正用」と「誤用」 3.実例の調査結果 4.世論調査の結果 5.「誤用」発生の要因と背景 6.「誤用」の「初出例」 7.おわりに |
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第3章 “名前負け”の「誤用」について |
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1.はじめに 2.先行文献 3.世論調査の結果 4.「誤用」の発生時期 5.今日の新聞記事における実態 6.考察 7.今後の展望 |
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第4章 “嗚咽”の「気づかない意味変化」について |
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1.はじめに 2.“嗚咽”の意味に関する2件の記事 3.“嗚咽”の本義と新義 4.“嗚咽”の実例調査の結果 5.「気づかない意味変化」 6.新義の発生と浸透についての考察 7.新聞・雑誌記事の資料価値 8.おわりに |
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Ⅲ 昭和期言語研究・言語規範意識研究のための新資料について |
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第1章 昭和前期の総合月刊誌における新資料(その1) |
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1.はじめに 2.当時の『文藝春秋』について 3.「現代語考」について 4.共通の事例 5.おわりに |
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第2章 昭和前期の総合月刊誌における新資料(その2) |
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1.はじめに 2.取りあげられた事例 3.おわりに |
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第3章 昭和10年代の国語学・国語教育・日本語教育専門誌に見られる言語規範意識 |
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1.はじめに 2.調査対象 3.調査結果 4.おわりに |
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第4章 新資料「ひまわり女学生新用語辞典」(昭和25〜27年)について |
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1.はじめに 2.掲載誌『ひまわり』について 3.「新用語辞典」の概要 4.「新用語辞典」の内容 5.副詞“全然”に関する言語規範意識研究資料として 6.接尾辞「的」に関する資料として 7.おわりに |