タイトルコード |
1000101158741 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
宗教美術の身体美学 |
書名ヨミ |
シュウキョウ ビジュツ ノ シンタイ ビガク |
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チベット・タンカの人類学的研究 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
張 詩雋/著
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著者名ヨミ |
チョウ シシュン |
出版地 |
東京 |
出版者 |
風響社
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出版年月 |
2024.3 |
本体価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-89489-361-0 |
ISBN |
4-89489-361-0 |
数量 |
310p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
722.2
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件名 |
仏画
チベット美術
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注記 |
文献:p263〜274 |
内容紹介 |
チベット文化圏で制作される伝統的な宗教美術「チベット・タンカ」を取り上げ、文化人類学におけるモノや芸術の研究を検討。さらに、タンカの制作と崇拝、およびタンカの社会的な位置付けの近年の変化に注目する。 |
目次タイトル |
序論 |
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一 問題の所在と目的 二 先行研究および本書の理論的視座 三 調査地概要 四 調査概要-ラサにたどり着くまで 五 本書の構成 |
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第Ⅰ部 神仏の肖像 |
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第1章 タンカを生みだすチベットという場所 |
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一 チベットに関する諸概念 二 聖城ラサ |
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第2章 チベット・タンカの様式記述 |
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一 タンカの誕生と様式-タンカを対象にする美術史研究 二 度量経 三 タンカの演劇的要素と没入的要素 四 小括 |
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第3章 タンカを造る:Xタンカ技芸学院の制作と日常 |
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一 功徳をめぐる諸概念 二 タンカを生み出す場所-ラサ市内にあるタンカ制作所 三 Xタンカ技芸学院 四 タンカの制作 五 タンカの制作特徴 六 絵師の宗教実践 七 小括 |
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第4章 タンカの働き |
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一 タンカ、神仏、人間 二 タンカの効果 三 双子のタンカ-仏でありながら福田でもある 四 五感で認識するタンカの魅力-ショトン祭りと巨大なコク・タンカ 五 小括 |
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第Ⅱ部 近代化のなかで再編される「チベット・タンカ」 |
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第5章 西蔵の近代化 |
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一 チベットにおける近代化の歴史 二 「甜茶派」のモダンアート運動-チベット人がまなざす西蔵 三 「第二文連」-他者がまなざす西蔵 四 現代芸術に参加しなかったタンカ 五 小括 |
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第6章 文化資源、文化産業、文化遺産 |
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一 西蔵におけるタンカの「産業化」 二 「非物質文化遺産」になるタンカ 三 タンカ伝承と絵師の育成-タンカ絵師大会 四 非物質文化遺産のタンカへの眼差し-ラサにおけるタンカ展示 五 タンカ言説・制度のズレ 六 小括 |
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第7章 文化資本になるタンカ |
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一 西蔵タンカ画院-公認機関になる経緯と戦略 二 タンカの芸術化-アートの模擬 三 タンカを売る 四 小括 |
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第8章 タンカのポスト産業化時代 |
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一 ラサにおけるタンカ産業の光と影 二 「蔵漂」生活 三 蔵漂の絵師たち 四 米の土産物用タンカ店 五 西蔵の初の近代的なタンカ学校-パンデタルジェ 六 新世代タンカ絵師の行方 七 小括 |
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第9章 結論と今後の課題 |
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一 タンカの身体美学 二 現代西蔵におけるタンカの変容 三 今後の課題 |