タイトルコード |
1000100243360 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
「日本人と英語」の社会学 |
書名ヨミ |
ニホンジン ト エイゴ ノ シャカイガク |
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なぜ英語教育論は誤解だらけなのか |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
寺沢 拓敬/著
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著者名ヨミ |
テラサワ タクノリ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
研究社
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出版年月 |
2015.1 |
本体価格 |
¥2600 |
ISBN |
978-4-327-37821-9 |
ISBN |
4-327-37821-9 |
数量 |
14,284p |
大きさ |
21cm |
分類記号 |
830.7
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件名 |
英語教育
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注記 |
文献:p263〜279 |
内容紹介 |
「これからの社会人に英語は必要不可欠」「日本人は世界で一番の英語下手」など、「日本人と英語」についての様々な言説を、計量分析の手法を用いて批判的に検証し、英語学習や英語教育の実態を浮き彫りにする。 |
著者紹介 |
1982年長野県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員PD、オックスフォード大学ニッサン日本問題研究所客員研究員。 |
目次タイトル |
序章 はじめに |
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「日本人」と英語の関係を探る意義 社会統計分析という方法 分析の基本方針 使用データ 用語に関する注記 統計分析に関する注記 本書の構成 |
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第Ⅰ部 英語力・英語使用 |
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第1章 英語力 |
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1.1 JGSSの英語力設問 1.2 WPS-2000の英語力設問 1.3 「日本人英語話者」の特徴(1)-政治意識 1.4 「日本人英語話者」の特徴(2)-情報への接触 1.5 まとめ 補節 自己評価型設問の使用について |
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第2章 教育機会 |
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2.1 英語力の獲得機会 2.2 データ 2.3 英語ができる人の割合、その推移 2.4 英語教育機会のメカニズム 2.5 まとめ 補節 東アジア4地域の場合 |
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第3章 英語力の国際比較 |
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3.1 「日本人は英語下手」言説 3.2 データ 3.3 各国の英語力保持者 3.4 年齢構成による差 3.5 教育レベル・職業階層・裕福さ 3.6 「恵まれた」人々の英語力 3.7 TOEFLスコアは実態をとらえているか 3.8 まとめ |
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第4章 英語使用 |
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4.1 英語使用の必要性と英語教育論 4.2 データ 4.3 英語使用と世代 4.4 英語使用とジェンダー 4.5 まとめ 補節 英語使用の必要性から見た英語教育政策論 |
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第Ⅱ部 語学 |
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第5章 英語学習熱 |
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5.1 英語学習者の規模 5.2 「女性は英語好き」言説 5.3 英語学習目的 5.4 他の文化活動との比較 5.5 まとめ |
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第6章 英語学習者数の推移 |
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6.1 英語ブームは昔からあった 6.2 データ 6.3 英語学習者数の推移 6.4 ジェンダーとの対応関係 6.5 どのような女性が英語を学んだか? 6.6 まとめ |
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第7章 英語以外の外国語の学習に対する態度 |
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7.1「日本=多言語社会」に対する「日本人」の態度 7.2 「あなたは何語を学ぶことに興味がありますか」 7.3 基本属性との連関 7.4 外国人との接触 7.5 英語使用・英語学習との関係 7.6 まとめ |
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第Ⅲ部 仕事 |
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第8章 必要性(1) |
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8.1 データ 8.2 仕事での英語使用 8.3 英語の必要感 8.4 英語の有用感 8.5 職種・産業との関係 8.6 その他の就労者属性との関係 8.7 まとめ-仕事での英語の必要性 |
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第9章 必要性(2) |
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9.1 現在の英語使用:2002→2008 9.2 過去1年の英語使用:2006→2010 9.3 英語使用減少の背景 9.4 まとめ |
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第10章 賃金 |
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10.1 人的資本としての英語力 10.2 英語力と賃金-2000年、都市部常勤職者の場合 10.3 英語力と賃金-2010年、全就労者の場合 10.4 まとめ |
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第11章 職業機会 |
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11.1 日本の仕事現場の不平等要因 11.2 英語が必要な業務への配属における男女差 11.3 まとめ |
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第Ⅳ部 早期英語教育 |
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第12章 早期英語教育熱 |
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12.1 小学校英語を支持する世論、3つのタイプ 12.2 「英語教育はいつから始めるのがよいですか?」 12.3 早期英語志向に影響を与える要因 12.4 まとめ |
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第13章 早期英語学習の効果 |
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13.1 先行研究 13.2 データ 13.3 早期英語学習経験の効果 13.4 まとめ |
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終章 データ分析に基づいた英語言説批判 |
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データから見た日本の英語教育政策の問題 英語教育研究と社会科学 「日本人と英語」という思考様式をめぐる誤謬 結び-適確な実態把握、正しい未来像 |