タイトルコード |
1000101109247 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
逸脱と侵犯 |
書名ヨミ |
イツダツ ト シンパン |
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サラ・ケインのドラマトゥルギー |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
關 智子/著
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著者名ヨミ |
セキ トモコ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
水声社
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出版年月 |
2023.11 |
本体価格 |
¥5000 |
ISBN |
978-4-8010-0761-1 |
ISBN |
4-8010-0761-1 |
数量 |
343p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
932.7
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個人件名 |
Kane Sarah |
注記 |
文献:p329〜336 サラ・ケイン略年譜:p337〜340 |
内容紹介 |
上演不可能なト書き、語り手のいない台詞、錯綜する時空間、社会的タブーの侵犯、タイポグラフィー的実験、そして死。夭折の劇作家サラ・ケインの作品を取り上げ、激しく変転する作品に通底するテーマを明らかにする。 |
著者紹介 |
早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。同大学講師。博士(文学)。専門は、演劇学、戯曲理論、西洋演劇、現代イギリス演劇。 |
目次タイトル |
序論 |
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第一章 ケインのキャリアと作品 |
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人生とキャリア 作品紹介 |
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第二章 前提 |
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戯曲作品についての研究 本書の目的および意義 手法 |
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第一部 障壁と逸脱 |
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第三章 いま・ここ |
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<ここ>から<そこ>へ-断絶と飛躍 <内>と<外>-境界 登場人物の<ここ>と観客の<ここ>-越境 「いま・ここ」はいつ・どこなのか?-混乱 |
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第四章 <だれ> |
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死ぬ登場人物-再現=表象の限界 他者との融合-身体の一個性に対する挑戦 複数の登場人物の一体化-再現=表象の不可能 身体の必要性-『渇望』における登場人物概念 語る<わたし>は誰か-発話主体の問題化 |
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第五章 戯曲という文学形式の問題化 |
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上演不可能なト書き 視覚的、聴覚的に特異な台詞 シンタックスの喪失 |
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第二部 境界と侵犯 |
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第六章 プライベートによるパブリックの侵犯 |
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汚い言葉-<私>性の強い言葉たち 摂食・排泄 性 自殺-ケイン作品におけるタブー |
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第七章 暴力と痛み |
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イン・ヤー・フェイス演劇とケイン 転移する暴力-加害者と被害者、そして傍観者 極限的<私>性の表象としての痛み |
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第八章 語り |
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現代演劇における「語り」 ケイン作品における言表行為 『渇望』における「語り」の力 |
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第九章 他者の渇望と喪失 |
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対象の不在と喪失 主体の消失 演劇における<私>性と<公>性の間で |
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結論 |