タイトルコード |
1000100046542 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
エジプトの自画像 |
書名ヨミ |
エジプト ノ ジガゾウ |
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ナイルの思想と地域研究 |
叢書名 |
東洋文化研究所叢刊
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叢書番号 |
第27輯 |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
長沢 栄治/著
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著者名ヨミ |
ナガサワ エイジ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
平凡社
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出版年月 |
2013.3 |
本体価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-582-48147-1 |
ISBN |
4-582-48147-1 |
数量 |
349p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
242.07
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件名 |
エジプト-歴史
農業水利-歴史
ナイル川
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個人件名 |
Hamdān Jamāl |
注記 |
エジプト年表:p323〜327 文献:p328〜340 ガマール・ヒムダーン著作一覧:p341〜343 |
内容紹介 |
歴史と地理によって民族を見出したガマール・ヒムダーンの大著「エジプトの個性」をナイルの灌漑をテーマに読みなおし、アラブ、イスラーム、グローバル資本主義など、いまなお変貌し続ける現代エジプトの姿を描き出す。 |
著者紹介 |
1953年山梨県生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学東洋文化研究所教授。専門は近代エジプト社会経済史。著書に「エジプト革命」「アラブ革命の遺産」など。 |
目次タイトル |
序論 近代エジプトの国家と社会 |
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1 地理的決定論の誘惑 2 近代エジプト国家とナイル川 3 綿花経済の成立とその危機 4 第二の近代化 5 一月二五日革命とその課題 |
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第Ⅰ部 ガマール・ヒムダーン『エジプトの個性』の世界 |
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第一章 エジプトの中央集権性 |
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1 はじめに 2 民族主義(ワタニーヤ)の地理学者、ヒムダーンの個人史 3 『エジプトの個性』の構成内容 4 同質性 5 統一性、中央集権性、そしてファラオ的専制 6 むすびに |
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第二章 エジプト知識人と文化的重層性 |
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1 はじめに 2 局面の多様性 3 中央性と中庸、連続性と断絶 4 エジプトとアラブ 5 むすびに |
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第三章 地域の思想と地域研究 |
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1 はじめに 2 思想としての地理学 3 ヒムダーンとエジプト的性格論争 4 ヒムダーンとイスラーム |
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第Ⅱ部 エジプトの灌漑制度の歴史と現状 |
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第四章 近代エジプトにおける灌漑制度の展開 |
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1 はじめに 2 近代エジプト灌漑制度における技術的発展 3 法律的・行政制度的発展 4 むすびに |
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第五章 灌漑制度改革の新段階 |
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1 はじめに 2 制度改革の背景 3 アメリカの灌漑制度改良プロジェクト 4 IIPと水利組合の結成 5 農村における灌漑組織の変容 6 筆者の灌漑調査記録から 7 むすびに |
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第六章 ベイスン灌漑に関するノート |
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1 ベイスン灌漑の呼称をめぐって 2 ベイスン灌漑の形成 3 ベイスン・システムの構造 4 ベイスン灌漑と農業労働 |
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第七章 アスワン・ハイダムの建造が環境に与えた諸影響をめぐって |
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1 はじめに 2 ハイダムの積極的影響の再検討 3 ナセル湖からの蒸発・浸透による水量損失 4 地下水位の上昇と塩害問題 5 住血吸虫病の蔓延 6 河床・堰の侵食と自然の施肥効果の剝奪 7 海岸線の侵食と漁業への影響 8 ヌビア人の移住問題 9 むすびに |
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第八章 「ナイルの賜物」の行方 |