タイトルコード |
1000100246606 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
近世・近代の歴史意識と建築 |
書名ヨミ |
キンセイ キンダイ ノ レキシ イシキ ト ケンチク |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
加藤 悠希/著
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著者名ヨミ |
カトウ ユウキ |
出版地 |
東京 |
出版者 |
中央公論美術出版
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出版年月 |
2015.1 |
本体価格 |
¥11000 |
ISBN |
978-4-8055-0729-2 |
ISBN |
4-8055-0729-2 |
数量 |
312p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
521.5
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件名 |
日本建築-歴史
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内容紹介 |
過去の建築に対する関心・知識のあり方、「建築を建てる」等の行為にあらわれる、行為の主体の歴史意識について、伊勢神宮、秀吉をめぐる建築などを取り上げ、国学者・有識故実家といった学者・知識人の動向を中心に検討する。 |
著者紹介 |
1981年生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了、博士(工学)。公益財団法人竹中大工道具館研究員。共著に「大名江戸屋敷の建設と近世社会」など。 |
目次タイトル |
序章 |
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1 建築をめぐる歴史意識について 2 本書の構成と概要 3 近世・近代の学問状況の概観 |
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第一部 伊勢神宮における殿舎の復古と考証 |
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第一章 慶安・寛文期の殿舎再興における儀式帳の役割 |
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はじめに 1 慶安度式年遷宮における内宮殿舎の再興 2 寛文三年における両宮摂社の再興 3 寛文度式年遷宮における両宮玉垣の再興 4 『皇太神宮儀式帳』の参照姿勢の変化 おわりに |
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第二章 近世中期における殿舎の考証とその意義 |
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はじめに 1 成果物としての考証へ 2 両宮間の争論と考証 おわりに |
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第三章 近代の式年遷宮における造営体制の変化と考証 |
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はじめに 1 明治二年度式年遷宮 2 明治二二年度式年遷宮 3 造神宮使庁体制から戦後へ おわりに |
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第二部 有職故実における公家・武家邸宅像 |
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第四章 『家屋雑考』の流布と「寝殿造」の定着過程 |
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はじめに 1 『家屋雑考』の「寝殿造」像 2 近世における形式概念の流布 3 明治期における「寝殿造」の定着 4 『家屋雑考』の流布状況 5 『古事類苑』居処部の編纂と『家屋雑考』 6 建築学における「寝殿造」の受容 おわりに |
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第五章 近世における過去の武家邸宅像について |
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はじめに 1 『家屋雑考』の武家邸宅像 2 一八世紀中頃までの記述 3 伊勢貞丈以降の記述 4 『家屋雑考』の武家邸宅像の位置付け おわりに |
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第六章 明治期における過去の武家邸宅像について |
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はじめに 1 明治二〇年以前の記述 2 明治後半期の試行錯誤 3 『故事類苑』居処部にみる諸説 おわりに |
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第七章 有職故実家松岡行義の邸宅に関する知識について |
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はじめに 1 過去の邸宅に関する著述 2 知識形成過程とその特徴 3 知識形成の動機・目的 おわりに |
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第三部 秀吉をめぐる建築と由緒 |
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第八章 聚楽第・伏見城・豊国社遺構説の萌芽 |
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はじめに 1 一七世紀後半における地誌・名所記の記述 2 地誌以外の記録から おわりに |
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第九章 一八世紀における聚楽第・伏見城・豊国社遺構説 |
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はじめに 1 京都の地誌・名所図会にみられる遺構説 2 地誌以外の記録にみられる遺構説 3 秀吉をめぐる由緒の性格と価値 おわりに |
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終章 |
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はじめに 1 近世・近代の歴史意識と建築-まとめにかえて 2 工匠の知識との関わり 3 古建築への視線 |